大阪市北区天満に佇む「懐石料理 雲鶴」は、日本の伝統美と西洋文化が調和したモダンクラシカルな空間で、伝統的な大阪料理に独自の感性を加えた懐石料理を堪能できる日本料理店です。京阪本線および地下鉄谷町線の天満橋駅2番出口から徒歩約8分、JR大阪天満宮駅2番出口からも徒歩約8分、大阪メトロ堺筋線および谷町線の南森町駅3番出口からは徒歩約10分の場所に位置しており、公共交通機関でのアクセスが可能です。近隣にはコインパーキングも多く、車での来店も比較的便利です。
2012年8月に淀屋橋から天満へ移転して以来、上質を知る大人のための食空間として親しまれています。店内には、料理人の手仕事を目近に感じられるカウンター席と、接待や慶弔行事など特別な日に最適な個室が用意されています。カウンター席は2名まで利用可能で、ライブ感あふれる調理風景を楽しめます。個室は複数タイプがあり、1階には4名用と12名用、2階には14名用のお部屋が用意されています。様々な人数やシーンに対応できる個室は、プライベートな空間でゆっくりと食事を楽しみたい場合に適しています。店内は全席禁煙となっています。総席数は26席です。
提供される料理は、なにわ伝統野菜や瀬戸内海で獲れる新鮮な魚介類など、その時期に最も旬を迎える厳選素材を使用しています。道南白口浜川汲産の天然真昆布と枕崎産一本釣り本枯節から丁寧に引かれた出汁は、素材本来の味を引き立て、奥行きのある味わいを生み出しています。代々受け継がれる「浪速の喰い味」を大切にしつつも、新しい感性を取り入れた「雲鶴」ならではの大阪料理を懐石スタイルで提供しています。
「懐石料理 雲鶴」を訪れた際にぜひ味わいたいのが、名物の「小鯛の野崎焼」です。通常、骨が硬いとされる鯛を、大東市野崎の名産である菜種油を使って7時間かけてじっくりと火を入れることで、骨まで柔らかく、頭から尻尾まで余すところなく美味しく食べられる一品に仕上げています。硬いはずの骨がほろりと崩れ、ウロコは香ばしくサクサク、身はふっくらとしており、その独創性と美味しさは多くの食通を唸らせています。また、「なにわ伝統野菜の主菓子」も店のこだわりが詰まった一品です。なにわ伝統野菜をより多くの人に知ってもらいたいという店主の想いから生まれ、畑の様子や伝統野菜の特徴を忠実に再現した、見た目にも楽しい遊び心あふれる主菓子です。
メニューは懐石コースが中心で、昼夜ともに数種類のコースが用意されています。昼の懐石コースは11,000円、13,200円、16,500円、22,000円、そして特別な33,000円のコースがあり、夜の懐石コースは13,200円、16,500円、22,000円、特選懐石料理として33,000円のコースが提供されています。価格は全て税込みで、夜は別途サービス料10%がかかります。コース内容は季節によって変化しますが、名物の「小鯛の野崎焼」は通常全てのコースに含まれています。予約時に事前に相談すれば、別料理への変更も可能です。
「懐石料理 雲鶴」は完全予約制となっており、来店には事前の予約が必要です。予約は電話または一部のグルメサイトから可能です。キャンセルポリシーとして、前日キャンセルは料金の50%、当日キャンセルは100%のキャンセル料が発生するため注意が必要です。カード支払いにも対応しており、VISA, Master, JCB, Amex, Diners, DC, UC, UFJ, NICOS, SAISON, 銀聯などの主要なクレジットカードが利用可能です。接待や会食、記念日や誕生日といったお祝い事、家族での食事など、様々な大切なシーンでの利用に適した、落ち着いた雰囲気と上質なサービスが提供されています。お子様連れでの利用も可能ですが、通常は13歳以上からの入店が目安で、個室の場合は年齢制限なく利用できます。ベビーカーの持ち込みや離乳食の持ち込みも可能なので、小さなお子様連れでも安心して利用しやすい環境です。ただし、車椅子での利用やトイレのバリアフリー対応は確認が必要です。英語対応可能なスタッフもいるようです。