大阪市阿倍野区、あべのハルカス近鉄本店タワー館12Fに位置する「千里しゃぶちん あべのハルカスダイニング」は、大阪で初めて「一人鍋しゃぶしゃぶ」のスタイルを始めたとされる、昭和47年(1972年)創業の老舗「千里しゃぶちん」の直営2号店です。各線天王寺駅や大阪阿部野橋駅からアクセス抜群で、大阪阿部野橋駅からは徒歩約1分、天王寺駅からは徒歩約4分、大阪メトロ谷町線阿倍野駅からは徒歩約5分の距離にあります。あべのハルカスの12階というロケーションは、お食事をしながら大阪の街並みを眺めることができ、開放的で特別な時間を演出します。
創業以来こだわり続ける秘伝のタレと熟成肉のハーモニーを、一人一台の専用鍋でじっくりと味わえるのが最大の特徴です。一人鍋スタイルは、他の人と鍋を囲むことに抵抗がある方や、海外からの旅行者にも受け入れられやすく、また昨今の状況下でも安心して食事を楽しめると好評を得ています。店内は木を基調とした落ち着いた和の雰囲気で、どこか懐かしさを感じさせる空間が広がります。座席はカウンター席のみの全25席となっており、お一人様でも気軽に利用しやすいのが魅力です。店内は全席禁煙で、同フロアに喫煙室が完備されています。お子様用の椅子も用意されているため、家族での利用も可能です。
提供されるメニューは、選び抜かれたこだわりの牛肉と豚肉を使ったしゃぶしゃぶが中心です。牛肉は、一流の血統を受け継ぐ黒毛和牛の中から、出産経験のない肉質の良いメス牛を厳選し、独自の製法で熟成させています。特に佐賀牛サーロインは、格別の霜降りときめ細やかな肉質が特徴で、贅沢に大ぶりにカットされた肉が口の中でとろけるようなまろやかさと甘みをもたらします。また、但馬牛の血統を継ぐ特選黒毛和牛ロースは、脂の弾力と赤身の美しさが際立ち、熟成によってさらに旨みが増した力強い肉の風味を楽しめます。豚肉では、岩手県花巻市の自然豊かな環境で育った白金豚が用意されています。奥羽山脈の地下水で育った白金豚は、肉質が細かくしっとりとしており、透明感のある脂と純粋な甘みが特徴で、豚特有の臭みがありません。その他、沖縄のやんばる島豚などの希少な銘柄豚も取り扱っています。
コースメニューとしては、「いろどりセット」や「白金豚3種盛り合わせセット」、「牛3種盛り合わせセット」などが用意されています。例えば「いろどりセット」はお肉約120gに加えて、手作りごま豆腐、季節の野菜盛り合わせ、自家製タレ3種(ごまだれ、ぽんず、出汁しょうゆ)、中華麺または白ご飯、デザートのゆずシャーベットがセットになっており、充実した内容で楽しめます。ランチタイムにはお手頃な価格の定食メニューも提供しており、「牛ロース定食」や「白金豚定食」などがあり、これらにはお代わり自由の白米または玄米、中華麺がセットに含まれています。夜のしゃぶしゃぶメニューは、国産牛ロース、和牛ロース、佐賀牛ロース、牛たんなどの単品や、牛の3種盛り合わせコース、白金豚しゃぶ、やんばる島豚しゃぶなどのメニューが揃います。料金はお昼が1,000円台から2,000円台、夜が3,000円台から5,000円台が目安となります。
創業当時から変わらない秘伝のタレは、伝統的な製法を忠実に守り続けており、こだわり抜いた肉や野菜の旨みを最大限に引き立てます。また、ドリンクメニューも充実しており、特に店長はソムリエの資格を持っており、しゃぶしゃぶのタレとワインのマリアージュを提案するなど、ワインにも力を入れています。美味しいワインを安価で楽しめるよう、日々努力しているとのことです。ランチタイムの予約は受け付けていませんが、ディナータイムは電話予約が可能です。あべのハルカスでのショッピングや観光の合間に、こだわりの一人鍋しゃぶしゃぶをゆっくりと堪能できるお店と言えるでしょう。