静岡県周智郡森町一宮、遠江國一宮である小國神社の広大な境内、その大鳥居のすぐ隣に位置するのが「ことまち横丁」です。住所は静岡県周智郡森町一宮3956-1となります。アクセスとしては、天竜浜名湖鉄道「遠江一宮駅」が最寄り駅ですが、駅から徒歩で約40分から50分(約3.5km)と距離があるため、車での訪問が便利です。新東名高速道路の遠州森町スマートICからは約7分、森掛川ICからは約15分、東名高速道路の袋井ICからは約20分で到着します。小國神社の無料駐車場(約900台収容可能、大型バス専用駐車場も有り)を利用できるため、車でのアクセスも安心です。遠江一宮駅からは、特定日(日曜日や毎月1日・15日、花菖蒲園開園期間、紅葉期間など)に無料送迎マイクロバスが運行されており、約10分で到着します。
ことまち横丁は、単一のレストランではなく、複数の店舗が集まった商業施設です。遠州の小京都とも呼ばれる森町の魅力を凝縮し、昔ながらの宿場町や門前町を思わせる風情ある町並みが再現されています。小國神社の指定売店として、参拝者の憩いの場を提供しており、地元の食材を活かしたグルメや特産品、お土産などを扱う個性豊かな店舗が軒を連ねています。「神社参拝のお客様の憩いの場として、食べ歩きを楽しんでいただきたい」という想いが込められた場所であり、散策しながら気軽にグルメを楽しめるのが大きな魅力です。
横丁内には、様々なジャンルの店舗が出店しています。例えば、創業100年を超える老舗「森の茶本舗 ヤマチョウ」では、森町特産の深蒸し茶をはじめ、様々なお茶や茶器、お茶を使ったスイーツなどを販売しており、試飲も可能です。名物となっている「真っ赤な袋のお茶の詰め放題」(1,050円税込)も人気を集めています。食べ歩きグルメとしては、「宮川カフェ」の開運だんご(くるみ味噌味などが180円程度)や、「寺子屋本舗」のぬれおかき(醤油味やマヨネーズ味など)、「ことまちわらび餅」のとろっとろのわらび餅や、近年人気のりんご飴(カット販売もあり)などがあります。「ことまちカフェテリア」はセルフサービスのカフェで、製茶問屋ヤマチョウが運営しており、こだわりの静岡抹茶を贅沢に使った抹茶パフェや抹茶ラテ、極みほうじ茶ラテ、プレミアム冷抹茶などのドリンク、ピザ(Wチーズのマルゲリータ、長坂養蜂場二代目の蜂蜜ピザなど)やパスタといった軽食も提供しています。食事処としては、うなぎ料理の「茶寮宮川」や、うどん・そば、ラーメン、ジェラートなどを提供する「ことまち庵」(旧店舗名、現在は統合されている可能性あり、要確認)などがあります。ことまち庵のメニュー例としては、冷やし山菜うどん550円、中華そば600円~、ジェラートはシングル350円~などがありました(2020年6月時点の情報)。他にも、40種類以上のかりんとうが並ぶ「隠れ河原のかりん糖」や、漬物店、餅屋など、多彩な店舗が揃っています。
座席に関しては、横丁内の各店舗にイートインスペースが設けられている場合があります。「ことまち庵」にはテーブル席が20席(2020年時点)、ことまちカフェテリアにも席があり、横丁全体としても休憩所が設けられており、合計で100席ほどの休憩スペースが用意されています。屋外にもベンチなどが設置されており、食べ歩きの合間に休憩することが可能です。ベビーカーを置くスペースにも配慮が見られるとの情報もあります。個室の有無については明確な情報は見当たりませんでしたが、施設全体として、ゆったりと過ごせる空間づくりが意識されています。
特別なサービスとしては、施設全体で特定のサービスは明記されていませんが、小國神社の祭事や季節に合わせたイベントが開催されることがあります。最近では、人気アニメ「わたしの幸せな結婚」とのコラボレーション企画(2025年3月開始)なども実施され、限定グッズの販売などが行われています。支払い方法については、現金に加え、一部店舗や商品(券売機など)ではPayPayなどのコード決済が利用可能です。クレジットカードや電子マネーの利用可否は店舗によって異なるため、事前に確認するのがおすすめです。施設内には多目的トイレやおむつ交換台、AEDが設置されており、車いすの貸し出しも行っているなど、ユニバーサルデザインにも配慮されています。営業時間は基本的に午前9時30分から午後4時30分まで(森の茶本舗のみ午前9時から午後5時30分まで)で、年中無休となっています。最新の情報は公式サイトなどで確認することをおすすめします。