北海道白老郡白老町にある「haku hostel+cafe bar」は、JR白老駅から徒歩約3分から5分ほどの距離に位置するホステルとカフェバーを兼ね備えた施設です。かつてこの地で長く営業していた旅館をリノベーションしており、築約50年の建物の梁や柱、建具といった古い要素を活かしつつ、現代的な要素も取り入れた空間となっています。国内外からの旅行者はもちろん、地域の人々にとっても気軽に立ち寄れる交流の場となることを目指しています。
ホステルとしては、個室とドミトリータイプの部屋を用意しており、様々な旅行スタイルに対応しています。個室にはツインルーム、ダブルルーム、和室、和洋室があり、プライバシーを重視したい方や家族連れに適しています。ドミトリーは男女兼用と女性専用があり、リーズナブルに宿泊したい一人旅などにおすすめです。宿泊者は共同キッチンやリビング、カフェやバーで他の利用者と交流することもできます。各部屋や玄関は暗証番号で入退室可能です。館内には無料Wi-Fiが完備されています。
併設するカフェバーは、宿泊者以外も利用可能です。かつてはカフェバーとして営業していましたが、現在は宿泊者が寛げるラウンジスペースとして使用されているという情報と、カフェバーとして営業しており朝食も提供しているという情報、さらに食べログでは閉店扱いになっている情報も確認できます。営業していた際には、こだわりのオリジナルブレンドコーヒーや本格的なエスプレッソドリンク、北海道産の牛乳を使ったカフェラテなどが提供されていました。また、北海道産のクラフトビールを樽生で常時数種類用意しており、地域の食材を使った手作りのフードメニューも提供していました。白老産マダラと道産ジャガイモのフィッシュ&チップスや、白老産イタヤカエデの樹液を使ったクラフトコーラやレモンスカッシュといったオリジナルメニューもあったようです。白老町のパン屋さんのスコーンやタルトも提供されていました。かつてのメニューはランチが1,000円以下、ディナーは3,000円以下で利用できる価格帯でした。朝食は有料で提供されており、予約制で人数制限がありました。
建物内には、国内外の生活雑貨やスナック、アート作品が展示販売されているスペースもあります。レンタカーやレンタサイクルのサービスも提供しています。
座席については、ソファー席やカウンター席があり、落ち着いた雰囲気でおしゃれな空間です。個室はありませんが、宿泊者向けの個室がホステル部分にあります。カフェバーとして営業していた際は20席ほどの席数でした。全席禁煙ですが、テラスに喫煙所がありました。
「あるものを活かす、使い続ける」というコンセプトのもと、古い建物を再生し、新たな人々が集まる場所として運営されています。環境負荷を減らす取り組みとして、バイオマスボイラーを導入し、宿から出るゴミを燃料として暖房に活用しているという情報もあります。ウポポイ(民族共生象徴空間)へは徒歩圏内にあり、観光の拠点としても便利な立地です。