北海道旭川市の中心部に位置する「炭火ホルモン きくち家」は、地元で長年愛されている炭火ホルモンの専門店です。JR旭川駅からは徒歩でおよそ11分から15分ほどの距離にあり、賑やかなエリアに位置しながらも落ち着いた雰囲気で食事が楽しめます。住所は旭川市4条通6丁目1-132の1Fです。
きくち家の最大の魅力は、その名の通り新鮮な道内産のホルモンを炭火で味わえることにあります。毎日仕入れるホルモンは、一つ一つ丁寧に下処理が施されており、ホルモン特有の臭みが少ないため、普段ホルモンをあまり食べない方でも挑戦しやすいと評判です。味付けにも工夫が凝らされており、特に旭川名物としても知られる塩ホルモンは、塩やコショウを含む6種類の調味料を独自にブレンドした自家製調合塩で味付けされています。また、焼肉のタレはお肉本来の旨味を引き出すために果物がすりおろされたあっさりとした仕上がりです。炭火でじっくりと焼き上げることで、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がり、ホルモンの深い味わいを存分に堪能できます。余分な脂が炭火に落ちるため、意外とあっさりと食べ進めることができ、ついつい箸が進みます。
メニューはホルモンを中心に非常に豊富です。お店の一押しであり一番人気の塩ホルモンはもちろんのこと、やわらかホルモン(直腸)やこりこり(胃袋)、ヒゾウなど、様々な部位の豚ホルモンが揃っています。これらの複数部位を一度に楽しめるミックス(塩味)は、やわらか、こりこり、ヒゾウの3種盛りで提供されており、それぞれの食感や味わいの違いを楽しめる人気のメニューです。特にヒゾウは臭みがなくレバーのような食感で、試してみる価値のある逸品とされています。牛ホルモンでは、自家製みそダレで提供されるシマ腸(大腸)やギアラ(牛の第四胃袋)があり、脂の甘みと濃厚な味わいが特徴です。ホルモン以外にも、焼肉の定番であるカルビやハラミ、牛タン塩、レバーといった牛肉、トントロやヒマワリポーク豚バラなどの豚肉、さらに小肉やヤゲンナンコツといった鶏肉も用意されています。変わり種として、希少なサフォークラム(タレ・塩)や、エビ塩焼き、イカ、カスベの一夜干しといった魚介類まであり、幅広い好みに対応できるラインナップです。価格は全体的にリーズナブルで、様々な種類のお肉を気軽に注文して楽しむことができます。例えば、豚ホルモン系の多くは450円(税込)、塩サガリが480円(税込)、牛ホルモン系や魚介類が590円(税込)、サフォークラムが790円(税込)、カルビやハラミが890円(税込)、牛タン塩が980円(税込)といった価格帯です。
店内には座敷席が完備されており、グループでの利用や家族連れでもゆったりと寛いで食事ができる空間となっています。貸切での利用も相談可能なようです。感染対策も行われており、安心して食事を楽しむことができます。残念ながら、個室やソファ席に関する詳細な情報は確認できませんでした。
特別なサービスとして目を引くのは、コース料理にライス食べ放題が付いているプランがあることです。これはお肉を心ゆくまで楽しみたい方には嬉しいサービスと言えるでしょう。また、自宅でもお店の味を楽しめるように、テイクアウト用のミックスホルモンを500gあたり1000円(税込)という非常にお得な価格で提供しています。これは自宅での焼肉やBBQにも最適です。ホットペッパーグルメなどを通じた24時間のネット予約に対応しており、事前に席を確保しておけばスムーズな入店が可能です。お食事券の購入にも対応している点が、ギフトなどにも利用できて便利です。旭川で新鮮で美味しいホルモンを炭火で堪能したいなら、「炭火ホルモン きくち家」は魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。