兵庫県三田市、JRおよび神戸電鉄の三田駅から歩いてすぐの便利な場所に「地魚料理 にしか和」は店を構えています。駅からは徒歩1分、あるいは2分という近さでアクセス抜群です。
「地魚料理」という店名ですが、実は海に面していない三田の地で、あえて「地魚料理」を掲げています。その理由は、店主が天然の魚にこだわり、養殖は一切使用しないこと、そして三田産の新鮮な地の野菜をふんだんに用いることから名付けられたと言われています。海と山の幸を組み合わせた、この地ならではの「地魚料理」を提供しています。
店内はこぢんまりとしており、隠れ家のような落ち着いた雰囲気が特徴です。総席数は15席から16席ほどで、静かにゆったりと食事の時間を過ごしたい方におすすめの空間です。席の種類としては、職人の技を間近で見られるカウンター席や、二名用のテーブル席がいくつかあります。また、足を伸ばしてくつろげる小上がり席や掘りごたつ式の席も用意されており、落ち着いて食事を楽しむことができます。掘りごたつ席は2名から5名での利用に適しており、半個室のような感覚で利用することも可能なようです。小規模な店舗なので、店舗全体の貸切にも対応している場合があります。
提供される料理は、四季折々の旬の食材を惜しみなく使用した和の逸品、「くずし割烹」スタイルです。店主である西川弘之氏は、地元三田の有名飲食グループで長年料理長を務めた経験を持ち、その確かな腕と「丁寧な仕事をしたい」という思いが詰まった料理を提供しています。天然の魚は、その日の仕入れで最も良いものを目利きし、素材の味を最大限に引き出す調理法で提供されます。新鮮なお造りはもちろん、焼き物や煮物など、魚の種類や特性に合わせた様々な料理で堪能できます。三田産の地の野菜も料理に彩りと深みを加えています。
メニューの中心となるのは「おまかせ会席」で、5000円から予算に応じて用意されています。内容は季節やその日の仕入れによって変わるため、訪れるたびに新しい発見があります。ある日のおまかせ会席では、先付に始まり、天然地魚のお造り五種盛り、茶碗蒸し、焼魚と肴の盛り合わせ、おまかせ煮物、一口牛ロース炙り、海老と穴子の天ぷら、そして松茸と海鮮の土鍋ご飯に味噌汁と香の物が付くといった、彩り豊かで贅沢な構成で提供された例もあります。この価格帯でこれだけの品数と質が味わえるのは魅力的と言えるでしょう。
おまかせ会席以外にも、一品料理が充実しています。天然石鯛うす造り、三田味鶏朴葉焼、剣先いかつみれ白菜ロール、蒸し松葉かに酢、バイ貝煮、穴子一本揚げといった魚介や地のものを使った料理に加え、いちぢくとトマトサラダのような創作的なメニューもあります。お造り盛り合わせもおまかせ五種で一人前1980円から提供されており、新鮮な魚介を気軽に楽しめます。
ランチタイムには手軽に楽しめる定食メニューも提供されています。日替定食は1390円、天婦羅が付いた日替定食は2390円、刺身定食は1590円などがあり、昼の平均予算は2000円から2800円程度です。ディナータイムの平均予算は4000円から5000円程度となっています。
営業時間は、昼の部が11時30分から14時まで(料理・ドリンクともにラストオーダーは13時30分)、夜の部が17時30分から23時まで(料理ラストオーダーは22時30分、ドリンクラストオーダーは22時30分)です。毎週火曜日が定休日となっています。支払いには主要なクレジットカード(VISA、マスター、アメックス、DINERS、JCB)が利用可能です。天然の魚と三田の地の野菜が織りなす、ここでしか味わえないこだわりの和食を、落ち着いた空間でゆっくりと堪能できる店と言えるでしょう。