旬花 デュオ神戸店は、かつて兵庫県神戸市中央区東川崎町1丁目2の3のデュオこうべ 浜の手エリアに営業していた飲食店です。JR神戸駅やハーバーランド駅に直結する地下街に位置しており、鉄道利用者はアクセスしやすい立地でした。
落ち着いた雰囲気の店内には100席が設けられ、広々とした空間でゆったりと食事を楽しむことができました。席の種類としてはテーブル席やソファー席があり、利用シーンに応じて選ぶことができました。また、周囲を気にすることなくプライベートな空間で過ごせる個室も完備されており、4名から利用可能な個室や、最大で24名までの大人数に対応できる個室もあり、飲み会や各種宴会にも適していました。店舗内は全席禁煙でした。
和食を中心としたメニュー構成で、特にこだわりの「釜飯」が名物として知られていました。釜飯は注文を受けてから一釜ずつ生米から丁寧に炊き上げるスタイルで、できたてを味わうことができました。中でも「たこ釜飯」は、国産の生たこを使用した人気のメニューでした。「たこ釜飯膳」は880円で提供され、漬物と赤だしがセットになっていました。他にも、たこ釜飯に天ぷらや炊き合わせなどが付いた「たこ釜旬花御膳」(1380円)、天ぷら盛り合わせとのセットである「天ぷらとたこ釜飯膳」(1280円)、たこ料理とたこ釜飯を一度に楽しめる「たこづくし御膳」(1380円)など、様々な釜飯御膳がありました。また、季節ごとに変わる釜飯や、「たこ釜飯とだし巻きの膳」(1280円)、「たこ釜飯とにゅうめんの膳」(1000円)、「たこ釜飯と湯豆腐の膳」(1100円)といった釜飯とのセットメニューも提供されていました。釜飯は炊き上がりに時間を要するため、注文から20分ほどかかる場合がありました。
釜飯以外の定食メニューも豊富で、週替わり御膳(900円)をはじめ、生姜焼き定食(950円)、ひれかつ定食(1000円)、出汁巻き玉子と煮魚膳(980円)、箱入り娘膳(1180円)、レディース定食(1100円)などが用意されており、様々なニーズに応える品揃えでした。ランチの平均予算は1000円前後、ディナーの平均予算は1500円から3000円程度でした。
宴会向けのコースメニューも提供されており、例えばワンドリンクが付いて釜飯も含まれる「得セット」(2000円)、個別盛りで提供される「あじさい御膳」(2500円)、ワンドリンク付きの「すき焼きセット」(3000円)などがありました。ドリンクメニューにはビール、ハイボール、サワー類、日本酒、焼酎、ワインなどがあり、特に日本酒は菊正宗や月替わりの地酒、登録飲食店でしか味わえない「百黙」なども取り扱っていました。
過去には、毎月特定の日に「たこ釜の日」としてたこ釜飯膳がお得な価格になるサービスや、ランチタイムの利用条件によってはアイスコーヒーが無料になるサービスなども実施されていたようです。
多くの利用者から、落ち着いた雰囲気でゆっくりと食事を楽しめる点や、名物のたこ釜飯が美味しいといった声が聞かれました。一人での食事や、家族、友人との利用にも適した店舗でした。
しかしながら、旬花 デュオ神戸店は2024年4月21日をもって既に閉店しております。