鹿児島県鹿児島市山之口町に位置する「割烹石庵」は、鹿児島市電の天文館通駅から徒歩約5分、高見馬場駅からは徒歩約2分という、利便性の高い場所で本格的な日本料理を提供しています。鹿児島最大の繁華街である天文館にありながらも、東横インとレクストンホテルの間に佇むその店は、一歩足を踏み入れると都会の喧騒を忘れさせるような、静かで落ち着いた雰囲気に包まれています。周辺にはコインパーキングも利用できるため、車でのアクセスも考慮されています。
「割烹石庵」は、この道45年にも及ぶ熟練の料理人、伊比禮数利氏が腕を振るう割烹料理店です。19歳の時に日本料理の世界に入り、東京や福岡での修行を経て、平成7年7月に鹿児島・天文館で自身の店を構えてから約30年。「熱いものは熱く、冷たいものは冷たく」という料理長の信条のもと、お客様に最高の状態で料理を提供することに徹底したこだわりを持っています。その情熱は、お客様からは見えない調理場や冷蔵庫の衛生管理にまで及び、常に高い品質と安全性を追求しています。料理長は調理師関係功労者として厚生労働大臣表彰も受賞しており、その技術と経験は折り紙付きです。
「割烹石庵」の大きな特徴は、おしながきを持たず、その日の「最高」の食材を用いたおまかせ料理を提供している点です。冷凍品は一切使用せず、その日に仕入れたばかりの新鮮な海の幸や山の幸が、料理長の卓越した技術によって日本料理の美しさと美味しさへと昇華されます。お客様一人ひとりの予算や好みに合わせて最適な料理が提案され、旬の移ろいを五感で感じられる献立が組み立てられます。
主なメニューはコース形式で、5品で5,500円(税込)、7品で6,600円(税込)、8,800円(税込)、そして11,000円(税込)といった複数の価格帯が用意されており、これらには別途5%のサービス料が加算されます。例えば、秋にはぎんなんや車えび、柿、栗などを取り入れた季節感あふれる前菜や、松茸の土瓶蒸しが提供されることもあります。地元の新鮮な魚介を活かしたマナガツオの西京焼きやサザエのつぼ焼きなども、旬の味覚として楽しむことができます。特に、新鮮な伊勢海老や鮑を炭火で焼き上げる「踊る鮑」と称される一品は、店を代表する料理の一つとして知られています。冬の味覚としては、鉄刺、鉄チリ、唐揚げ、雑炊、ひれ酒が揃うふぐコースが16,500円(税込)で提供され、3月頃まで堪能できます。また、5名以上で利用する際には、2時間制の飲み放題付きコースとして8,800円(税込)と11,000円(税込)の2種類から選ぶことも可能です。カウンター席では、おつまみの単品注文も受け付けており、気軽に利用できる側面も持ち合わせています。
座席は総席数50席で、プライベート感を重視した空間が広がっています。店内のカウンター席を除いた全てが個室となっており、掘りごたつ式の個室は3名から8名用、テーブル個室は3名から14名用まで、様々な人数に対応可能です。最大24名まで収容できる広々とした個室も備えており、レイアウトの変更も柔軟に対応できるため、接待や会食、会社の宴会、親族の集まりなど、幅広いシーンで周りを気にすることなく、ゆったりと食事や会話を楽しむことができます。座敷席も用意されており、くつろいだ雰囲気で過ごしたい方にも適しています。
「割烹石庵」では、特別なひとときを演出するサービスも提供されています。鹿児島が誇る伝統工芸品である島津薩摩切子の美しいグラスで、焼酎や日本酒を味わうことができ、旬の料理と共に視覚的にも楽しめる体験ができます。公式ホームページではVIP会員向けのファンクラブも案内されており、会員限定のポイントやお得な情報が提供されることもあります。子供連れでの利用も可能ですが、詳細については事前に店舗への問い合わせが推奨されています。店内は全面禁煙で、喫煙スペースは店外に設けられています。各種クレジットカードも利用でき、利便性も考慮されています。