鹿児島市新町に佇む「焼肉 さつま苑」は、鹿児島市電いづろ通駅から徒歩およそ5分、またはバス停「新町」から徒歩約2分というアクセス便利な立地に位置する、創業約50年の歴史を持つ老舗の焼肉店です。地元の人々に長きにわたり愛され続けており、周辺には2台分の駐車場も完備されているため、車での来店も可能です。
この店の大きな特徴は、創業以来変わらない伝統の味と、訪れる誰もが気兼ねなく楽しめるアットホームな雰囲気づくりにあります。地域に根差した焼肉店として、ご家族連れ、学生、会社員など、幅広い世代の人々が日常的に美味しい焼肉を求めて訪れています。店主が大切にするのは、高級店のような敷居の高さではなく、「ふと焼肉が食べたい」と思った時に気軽に足を運べる親しみやすさです。
「焼肉 さつま苑」で提供されるお肉は、黒毛和牛を中心に、産地やブランドにとらわれず、その時々で最も品質の良いものを厳選して仕入れています。塊で仕入れた肉は、お客様に提供する直前に一枚一枚丁寧に手切りされており、肉本来の旨味を最大限に引き出すためのこだわりが随所に感じられます。また、創業当時から変わらない秘伝のタレも、肉の美味しさを一層際立たせる重要な要素であり、長年の常連客からも絶大な支持を得ています。創作的なメニューを多数揃えるよりも、シンプルながらも質の高い定番の焼肉で勝負するという、その揺るぎない信念が、変わらぬ美味しさを守り続けている秘訣と言えるでしょう。
メニューラインナップは、上ロース(1,760円)、ロース(1,045円)、上カルビ(2,145円)、カルビ(1,100円)といった定番の焼肉から、ミノ(990円)、塩タン(1,430円)、タン(1,265円)、ハツ(715円)、レバー(825円)、モモ(825円)、ホルモン(935円)、センマイ(935円)、やみつきフランク(517円)など、多種多様な部位が揃います。特に、程よく厚みのある塩タンは、一度食べたら忘れられないと評されるほどの逸品です。
焼肉と共に欠かせないサイドメニューも充実しており、全て自家製で提供されています。中でも、一から手作りされる特製スープは、この店のもう一つの名物として知られています。ピリッとした旨辛さが特徴の「テグタンスープ」(770円、ご飯入りは935円)や、あっさりとした塩味が身体に染みわたる「コムタンスープ」は、じっくりと時間をかけて煮込まれ、肉の旨味が凝縮された深い味わいが楽しめます。その他にも、わかめスープ(330円)、玉子スープ(330円)、野菜スープ(330円)、もやしスープ(330円)、鶏スープ(440円)といった豊富な種類のスープが用意されており、焼肉の合間に身体を温め、満足感を高めてくれます。箸休めに最適なナムルやシャキシャキ食感のキムチも人気で、韓国から取り寄せた厳選唐辛子を使用するなど、素材へのこだわりが見られます。ご飯ものとしては、ビビンバ(935円)や冷麺(990円)も提供されています。
店内は総席数44席を有し、ワンフロアの広々とした空間には、足を伸ばしてくつろげるお座敷席が中心に設けられています。席の間に段差がないため、小さなお子様連れの家族でも安心して食事が楽しめるよう配慮されています。また、店内には換気設備がしっかりと整っており、大きな窓も備わっているため、常に換気が行われた清潔な空間で焼肉を堪能できます。団体での利用にも対応しており、フロア全体の貸し切りも可能です。
「焼肉 さつま苑」は、現金払いのほか、VISA、Master、AMEX、JCB、Diners、銀聯、Discoverといった各種クレジットカード、さらにはAlipay、WeChatPay、PayPay、LINE Pay、交通系ICカードなどの主要な電子マネーにも対応しており、支払い方法の選択肢が広いのも利用しやすい点です。また、自宅でさつま苑の味を楽しみたいという方のために、テグタンスープやコムタンスープ、ビビンバなどのテイクアウトも可能です。平日は火曜日が定休日ですが、祝日の場合は営業しており、月曜日、水曜日から日曜日の18:00から23:00まで(料理・ドリンクともにラストオーダーは22:00)営業しています。昔ながらの温かい雰囲気の中で、質の良い焼肉をリーズナブルな価格で心ゆくまで味わえる、地域に愛される焼肉店です。