鹿児島市電天文館通駅より徒歩30秒という抜群のアクセスを誇る「薩摩だれやめ処 まえわり屋」。天文館の賑わいの中にありながら、一歩足を踏み入れると落ち着いた和の空間が広がります。店名にある「だれやめ」とは、鹿児島の方言で一日の疲れを癒す晩酌を意味し、まさにその名の通り、心ゆくまでくつろぎながら鹿児島が誇る食の魅力を堪能できる場所です。通常は夕方から深夜にかけて営業していますが、曜日によって営業時間が異なる場合があるため、来店前に確認することをおすすめします。不定休の他、月曜日が祝日の場合は日曜日を営業し、月曜日を休業日とする場合もあります。
「薩摩だれやめ処 まえわり屋」の最大の特長は、こだわりの「まえわり焼酎」を約50種類も取り揃えている点です。まえわり焼酎とは、あらかじめ水で割って寝かせることで、焼酎と水が調和し、よりまろやかで角の取れた奥深い味わいになる鹿児島ならではの飲み方です。店主自らが蔵元に足を運び、自身の舌で厳選した銘柄ばかりが揃い、本格焼酎の真の旨さを堪能できます。一杯あたり500円前後から楽しめ、焼酎初心者から愛好家まで幅広い層に支持されています。
料理は、鹿児島の豊かな自然が育んだ新鮮な食材をふんだんに使用した郷土料理が中心です。鹿児島県地産地消推進店としても認定されており、地元の味を大切にしています。中でも、鮮度抜群の「さつま知覧鶏の鶏刺し(モモ、ムネ)」は1,200円(税込)で提供され、その美味しさから常連客にも大変人気があります。また、「塩麹焼鳥」は香ばしさと旨味が凝縮されたお店の鉄板メニューとして知られています。他店ではなかなかお目にかかれない「厳選!!鹿のしゃぶしゃぶ」もおすすめの一品で、1人前1,820円(税込)で味わえます。臭みがなく、さっぱりとした赤身肉は新たな味覚の発見となるでしょう。鹿児島県産の「黒豚しゃぶしゃぶ」は1,780円(税込)から、名物の「黒豚のごく旨!蒸しシャブ」は一人用980円(税込)から楽しめ、鹿児島のブランド豚の旨味を存分に堪能できます。〆には、黒毛和牛の肉すしやまえわり屋特製鶏飯も用意されています。その他、阿久根名産のいわしの丸干しや枕崎産カツオの腹皮など、焼酎によく合う逸品も充実しています。複数名での利用には、2時間の飲み放題が付いた4,500円(税込)からのコース料理もおすすめです。
店内は、全35席で構成されており、様々なシーンに対応できる座席が用意されています。一人でも気軽に立ち寄れるカウンター席は、お酒の種類を眺めながらゆっくりと過ごしたい方に最適です。テーブル席は8席あり、少人数での食事や友人との語らいに利用できます。足を伸ばしてリラックスできる掘りごたつ席は最大16名まで収容可能で、グループでの利用に適しています。さらに、店内奥には11名まで利用可能な完全個室も完備されており、昭和レトロな雰囲気が漂う落ち着いた空間で、周囲を気にせずプライベートな時間を過ごすことができます。お子様連れの来店も可能ですが、禁煙席はなく、料理提供に時間を要する場合があるため、事前に確認することをおすすめします。