宮崎県日向市富高に佇む「cafeさんく」は、身体と心が癒されるあたたかな空間をコンセプトに掲げる自然食カフェです。緑に囲まれた黒い壁の一軒家が特徴で、高台に位置するため、街並みを見下ろす景色も楽しめます。2015年のオープン以来、農薬や化学肥料を使わずに育てた自家栽培の野菜や米、そして無化学調味料にこだわった、身体に優しい料理を提供しています。カフェ経営は家族で行っており、コミュニティカフェとして人と人とのつながりを大切にし、ライブや個展といった不定期なイベントも開催され、毎回盛況を見せています。
アクセスは、JR日豊本線の日向市駅西口から徒歩約16分から20分とされていますが、日向ICから車で約14分から15分と、車でのアクセスも便利です。店舗のすぐ横に駐車場も完備されており、車を利用する方も安心して来店できます。バスを利用する場合、「草場」停留所から徒歩5分、または「西草場」「豆田橋」停留所から徒歩6分から7分程度でアクセス可能です。
店内は木の温もりを感じる落ち着いた空間で、総席数は22席です。個室の用意はありませんが、カウンター席やテーブル席が設けられています。カウンター席は1名から3名での利用に適しており、外の景色を眺めながらゆったりと過ごせるでしょう。テーブル席は1名から6名で利用できますが、少人数の場合は相席となる場合もあります。さらに、座敷席も備えており、お子様連れでも安心して食事ができるよう、お子様メニューやベビーカーでの入店、乳児から小学生までの利用が可能です。和室は最大約12名まで利用でき、お母さんたちがゆったりと食事できるよう長座布団も用意されているとのことです。ただし、ソファー席や掘りごたつ、テラス席は設置されていません。
メニューの中心は、旬の自家栽培無農薬野菜をふんだんに使用した「週替わりさんくランチ」です。健康や美容に配慮したメニューが豊富で、五穀米ごはんや味噌汁はおかわり自由というサービスも提供されています。料理は化学調味料を使用せず、素材本来の味を活かした優しい味わいが特徴です。例えば、自然卵を使ったオムレツや、大豆ミートを使ったチキン南蛮風の料理など、創意工夫を凝らしたメニューが提供されることもあります。ランチの平均予算は1001円から1500円程度で、ディナーは2001円から4000円程度の予算が目安とされています。自家製ジンジャーなど、提供する飲み物にもこだわりが見られます。
特別なサービスとしては、お祝い・サプライズ対応が可能で、バースデープレートの提供も行っています。また、店内ではクラフト雑貨や衣服、オーガニック調味料などの販売も行っており、食事だけでなくショッピングも楽しめます。テイクアウトも可能です。支払いは各種クレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、Discover、銀聯)やPayPay、楽天ペイ、d払いといったQRコード決済にも対応しており、利便性も考慮されています。全席禁煙ですが、屋外には喫煙スペースが設けられています。
店主は、東日本大震災をきっかけにUターンし、両親とともにこのカフェを始めたという経緯があります。お客様に「癒された」と感じてもらえる空間づくりに力を入れており、口コミを大切にし、お客様とのつながりを深めることを楽しんでいるとのことです。地域に根差したカフェとして、町内会の集まりや結婚式の披露宴などにも利用されることがあります。