JR久大本線南大分駅から歩いて約12分の場所に位置する「想夫恋 羽屋店」は、大分県大分市上田町に店を構える、地元で愛される日田焼きそばの専門店です。創業から60年以上の歴史を持つこの店は、テレビ番組でも“大分県のソウルフード”として紹介された実績があり、その独自の調理法とこだわり抜かれた食材で多くの人々を魅了し続けています。
想夫恋の焼きそばは、通常の蒸し麺とは異なり、自家製の「生麺」を鉄板でじっくりとこんがりキツネ色になるまで焼き上げるのが特徴です。これにより、外は香ばしくカリッとした食感、中はモチモチとした独特の「モチ!カリ!」の食感が生まれます。具材には、水分の出にくい自家製のもやしと新鮮なねぎ、厳選された豚肉のみを使用。麺、具材、そして秘伝のソースが一体となり、シンプルながらも奥深い味わいを織りなしています。特に、ラードを巧みに使いながら焼き上げることで、香ばしさが一層引き立ち、他では味わえない一皿を提供しています。ソースは素材の味を活かすため、強い主張をせず、飽きのこないシンプルな仕上がりになっているのが特徴です。
メニューの中心となるのは「想夫恋焼(焼そば)」で、935円(税込)で提供されています。大盛りは1,050円(税抜)で、より一層満足感のある量を楽しむことができます。焼きそばと共に人気を集めるのが「想夫恋焼餃子付」で、パリパリの麺とジューシーな餃子の組み合わせは多くの来店客に好評です。唐揚げも540円(税込)で提供され、醤油ベースにニンニクとショウガが効いた、食べ応えのある一品として親しまれています。他にも、スープやバニラアイス、ごま団子、一口餃子といったサイドメニューも充実しており、生玉子、目玉焼き、しそ、マヨネーズ、納豆、山かけといった多彩なトッピングで、自分好みの焼きそばにアレンジすることも可能です。ランチタイムには、単品メニューにライス、スープ、サラダのいずれかを格安価格で追加できるお得なセットが用意されており、手軽に充実した食事を楽しめます。昼の予算は501円から1,000円程度、夜は1,501円から2,000円程度の利用が多いようです。
店内には総席数40席が用意されており、テーブル席とカウンター席を完備しています。カウンター席があるため、一人でも気軽に立ち寄ることができ、仕事終わりに冷たいビールと焼きそばを楽しむのもおすすめです。家族や友人との食事にも利用しやすく、幅広いシーンで利用できます。店内は全面禁煙で、クレジットカード(VISA、Mastercard、Amex、Diner’s、JCB、UnionPay、Discover)やQRコード決済も利用可能です。駐車場も完備されているため、車での来店も便利です。
想夫恋 羽屋店では、店舗での食事だけでなく、こだわりの味を自宅でも楽しめるよう、オンライン販売も行っています。日本全国どこからでも、この伝統の味を取り寄せることができ、遠方の人々にも日田焼きそばの魅力を届けています。テイクアウトにも対応しており、家庭や職場での食事にも気軽に利用できるのが魅力です。
営業時間は火曜日から日曜日の午前11時から午後9時まで(ラストオーダーは午後8時40分)で、平日は午後2時40分から午後5時まで中休みがあります。毎週月曜日が定休日ですが、祝日の場合は営業時間が変更になることもあるため、確認することをおすすめします。日田焼きそばの伝統を受け継ぎながらも、常に進化を続ける想夫恋 羽屋店は、その唯一無二の味わいで、今後も多くの食通を魅了し続けることでしょう。