別府市中央町に位置する「別府郷土料理 油屋熊八亭」は、大分県別府市を代表するランドマークの一つ、亀の井ホテル別府の1階にあります。JR日豊本線別府駅からは徒歩約4分とアクセスも良好で、別府ICからは車で約12分の距離に位置しています。広々とした専用無料駐車場が100台分完備されており、車での来店も便利です。
この店名は、明治時代に亀の井旅館(現在の亀の井ホテル)を創業し、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」という言葉で別府温泉を全国に知らしめた実業家、油屋熊八のおもてなしの心を受け継いで名付けられました。彼の功績と物語を偲び、訪れる人々を温かく迎え入れるというコンセプトが根底に流れています。店内は落ち着いた雰囲気が特徴で、ゆったりと食事の時間を過ごせる空間が広がっており、家族での食事からビジネスでの会食まで、様々なシーンでの利用に適しています。
「別府郷土料理 油屋熊八亭」では、別府ならではの旬の地物や大分の郷土料理を存分に味わうことができます。大分の豊かな“食”を堪能できるよう、地元の食材を活かした多彩なメニューが揃っています。特に、大分名物として知られる「りゅうきゅう」や「とり天」、「だんご汁」は、地元の方々にも親しまれ、多くの来店客に選ばれる逸品です。
夕食メニューでは、「油屋熊八会席」が5,000円(税込)で提供されており、旬の素材を取り入れた会席料理として人気を集めています。洋食を好んだとされる油屋熊八の嗜好を織り交ぜた折衷会席料理「夏会席」や、8,000円(税込)の「すきやき会席」も用意されています。また、亀の井ホテルならではの「亀の井御膳」は3,500円(税込)で楽しむことができます。一品料理も充実しており、「九州産うまかハーブ鶏とり天」は1,400円(税込)、「鶏の久和焼き」は1,200円(税込)、「鯛の兜煮」は1,500円(税込)など、豊富な選択肢があります。ランチタイムには、「熊八亭御膳」が1,880円、「名物とり天定食」や「唐揚げ定食」が980円、「名物りゅうきゅう丼」が850円で提供され、手軽に郷土の味を楽しむことができます。これらの料理に合わせて、大分県産の地酒も豊富に取り揃えられており、料理とのペアリングを楽しむことも可能です。
座席は全160席が用意されており、ゆったりとした空間で食事ができます。特に、20名まで利用可能な座敷席が完備されており、小規模な宴会やグループでの利用にも対応しています。また、半個室も用意されており、よりプライベートな空間を希望する場合は事前の問い合わせが推奨されています。店内は全席禁煙のため、快適な環境で食事を味わうことができます。Wi-Fiも利用可能です。
一般的なサービス以外では、ホテル宿泊客向けに朝食の提供も行われており、海鮮桶膳や、定食形式の和朝食、またはバイキング形式の朝食を選ぶことができます。小さな子ども連れの利用も歓迎されており、家族での旅行や滞在にも配慮されています。オンラインでの予約にも対応しているため、事前に計画を立てて訪れることができます。ただし、厨房内におけるコンタミネーションの危険性から、特定のアレルゲンを除去した料理の提供は行っていないため、アレルギーを持つ利用者は注意が必要です。