熊本県葦北郡芦北町芦北のベイサイド芦北内に位置する「ビストロパザパ」は、肥薩おれんじ鉄道佐敷駅から徒歩約10分から14分ほどの場所に佇む、海の絶景が広がる一軒家レストランです。敷地内には30台収容可能な広々とした駐車場も完備されており、車でのアクセスも大変便利です。目の前には不知火海と芦北大橋が広がり、特に夕日の沈む時間帯には息をのむような美しい景色を眺めながら食事を楽しむことができる、非日常感を味わえるロケーションが魅力です。
このレストランのコンセプトは、フランス語で「一歩一歩」を意味する店名「パザパ」が示す通り、故郷である芦北の豊かな風土、すなわち「テロワール」を大切にしています。一度故郷を離れたシェフが、改めて芦北の海や山が育む旬の食材の豊かさに気づき、その魅力を最大限に引き出した本格イタリアンを提供しています。地元の漁師が教えてくれる魚介の旬、農家が手塩にかけて育てた野菜など、地域の生産者との繋がりを大切にし、「芦北ならではの一皿」を紡ぎ出しています。そのこだわりが評価され、2018年にはミシュランガイドにも掲載された実績を持つ名店として知られています。
店内はログハウスのような温かみのある雰囲気で、木をふんだんに使った開放的な空間が広がっています。大きな窓からは自然の光が差し込み、明るく居心地の良い空間を演出しています。ゆったりとしたジャズのBGMが流れ、穏やかな時間が流れる中で食事を楽しめます。座席は、海の景色を一望できるカウンター席が4席、ゆったりと過ごせる4人掛けのテーブル席が5つ、そして小さめの和室も一つ用意されており、様々なシーンに対応可能です。また、2階には最大12名まで利用できるパーティールームがあり、家族や友人との特別な会食、会社の宴会など、幅広い用途で利用することができます。貸切も最大30名まで対応可能です。
「ビストロパザパ」で特に人気を集めているメニューの一つが、「不知火海のオムライスセット」です。トロトロの卵と、芦北産の海老から作られた濃厚なオリジナルソースが特徴で、その絶妙な味わいは多くの食通を唸らせ、ミシュランガイドでも紹介されました。プリプリの海老と魚介の出汁が効いたソース、そしてふわふわの卵が一体となり、一度食べたら忘れられない逸品として親しまれています。ランチタイムには、日替わりランチとして照り焼き風チキンソテーなど、750円程度のリーズナブルな価格で楽しめるメニューも提供されており、サラダやスープ、パンまたはライスがセットになっています。その他にも、ミシュランガイドに掲載された「あしきた牛のハンバーグセット」をはじめ、芦北を代表する海の幸「足赤エビ」やブランド牛「あしきた牛」を贅沢に使用したパスタ、ピザ、リゾット、肉料理などが豊富に揃っています。ディナーでは、3,300円のカジュアルイタリアンコースや5,500円のパザパコース、さらにワインなどのお酒と共に楽しめる2,200円のコースも用意されており、シーンに合わせて選ぶことができます。デザートには、クレームブリュレ、ガトーショコラ、デコポンの米粉ロール、甘夏ソースを添えたパンナコッタなど、地元の食材を取り入れた季節感あふれる品々が揃い、食事の締めくくりを彩ります。
公式ウェブサイトからは仮予約の申し込みが可能で、手軽に予約ができます。また、店内ではアクセサリーやオリジナルのジンジャーシロップなども販売されており、食事だけでなく、お土産選びも楽しめます。地元の豊かな食材を活かした本格的なイタリアンと、不知火海の絶景を同時に堪能できる「ビストロパザパ」は、地元住民はもちろん、県外からの訪問客にも愛される人気レストランです。