福岡県太宰府市宰府にある「連歌屋珈琲」は、西鉄太宰府線太宰府駅の出口から徒歩約4分から5分の場所に位置する、古民家をリノベーションした隠れ家のようなカフェです。太宰府天満宮の参道から一歩奥に入った閑静な場所にあり、天満宮からは本殿左横の西門から徒歩2分ほどでアクセスできます。松尾パーキングの横の細い路地を南へ20mほど進んだ奥に位置しています。駐車場は設けられていませんが、近隣のコインパーキングを利用することが可能です。
「連歌屋珈琲」は、オーナーが生まれ育った古民家を改装し、落ち着いた空間でくつろぎのひとときを提供することをコンセプトにしています。店内は広く開放感があり、静かにゆったりと時間が流れる雰囲気が特徴です。緑と木材を基調としたセンスの良い内装で、訪れる人々に安らぎをもたらします。オーナーはコーヒーの奥深さに魅了され、2年間にわたり県内外の焙煎士から直接指導を受け、こだわりのコーヒーを提供しています。
メニューの中心は、厳選されたスペシャルティコーヒーと、地元食材をふんだんに使った「開運ランチ」、そして手作りのスイーツです。コーヒーはハンドドリップの本格的な味わいが楽しめ、酸味を抑えた「連歌屋ブレンド」、酸味と苦みのバランスが良い「太宰府ブレンド」、フルーティな酸味と優しい甘みの「旅人ブレンド」といった3種類のブレンドのほか、マンデリンやグァテマラなどのシングルオリジンも複数用意されています。価格はハンドドリップ珈琲が600円から提供されています。
食事メニューとして提供される「開運ランチ」は、毎日入荷する新鮮な地元食材を使用し、四季折々の彩り豊かな料理が特徴です。小鉢が9種類用意され、健康的ながらも目を楽しませる工夫が凝らされています。特に、太宰府の太鼓橋に見立てた3つのおにぎりは、過去・現在・未来を象徴しているとされています。ランチの料金は1,500円で、これにコーヒーとデザートが付く「開運ランチセット」は2,000円です。ランチは予約が推奨されており、特に4名までの利用が基本ですが、3〜4名の場合は電話での予約が可能です。
デザートメニューには、純生クリームを使用した濃厚なチーズケーキと、厳選されたエクアドル産カカオを用いた純生チョコレートケーキがあります。これらの手作りケーキは各700円で、選べるドリンク付きのセットは1,200円で提供されます。「欲張りケーキ」は2種類のケーキを一度に楽しめる贅沢なセットで1,200円、これにドリンクが付く「欲張りケーキセット」は1,600円です。
店内には合計18席が設けられており、個室や座敷、ソファ席は用意されていませんが、カウンター席とテラス席があります。全席禁煙ですが、テラス席のみ喫煙が可能です。また、テラス席では小型犬の同伴も可能とされており、ペットと一緒にカフェタイムを楽しみたい方には魅力的な点です。Wi-Fiも完備されており、ゆっくりと過ごせる環境が整っています。
「連歌屋珈琲」では、オーナーが探し求めたというこだわりの器も特徴の一つです。沖縄の「スタジオオーパーツ」製のドアノブカップや、熊本の「玄窯」製のリボンカップなど、個性的で美しい器が料理や飲み物の提供に使用され、視覚でも楽しませてくれます。これらの器は「開運カップ」とも呼ばれ、次のステージへの扉を開くという願いが込められています。また、コーヒー豆やドリップパックの販売も行われており、自宅でも「連歌屋珈琲」の味を楽しむことができます。ドリップパックには、新デザインのものが1パック200円、3パック550円、飲み比べセット6パック1,100円で販売されています。ハーブティーも販売されており、自宅でのランチ後のティータイムにも適しています。
営業時間は月曜日から水曜日、土曜日、日曜日、祝日が12:00から17:00までで、ランチ提供は12:00からです。金曜日と土曜日には11:00から22:00までの夜間営業も行われることがあります。定休日は木曜日と金曜日ですが、都合により不定休になる場合があるため、来店前には公式SNSでの確認が推奨されています。クレジットカード(VISA、マスター、アメックス、DINERS、JCB、Discover)、電子マネー(Suica、PASMO、ICOCA、iD、QUICPay)、QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払い、メルペイ、支付宝、微信支付)が利用可能です。