福岡県行橋市行事に位置し、地域の人々に親しまれてきた「ステーキハウス蜂 行橋店」は、2024年6月30日をもって営業を終了しました。2017年9月のオープンから約7年間にわたり、多くの人々に愛されたステーキハウスでした。
営業当時は、佐賀県唐津市に本店を構える老舗「ステーキハウス蜂」の支店として、食を通じて利用客に幸せと喜びを感じてもらうことをコンセプトに運営されていました。レンガ造りの重厚で趣のある外観が特徴的で、店内は落ち着いた照明とクラシカルなインテリアで統一された、高級感あふれる空間が広がっていました。特別な記念日や誕生日、大切な人との会食、接待など、様々なシーンで利用される上質な雰囲気を持っていました。
主力メニューは、厳選された九州産の黒毛和牛を使用したステーキで、熟練のシェフが目の前の鉄板で焼き上げるスタイルは、調理の音や香りも楽しめるライブ感あふれる演出として人気を博していました。肉の旨味を最大限に引き出す焼き加減はもちろん、玉ねぎと醤油をベースにした秘伝の「ジャポネソース」が、その美味しさを一層引き立てていました。ステーキと並ぶ人気メニューが、国産の黒豚を使用したハンバーグステーキでした。ふっくらと焼き上げられたハンバーグは、ナイフを入れると肉汁が溢れ出すジューシーさが魅力で、子どもから大人まで幅広い層に支持されていました。
ランチタイムには、平日限定でお得なランチプレートが提供されることもあり、気軽に本格的な味を楽しめると評判でした。ディナータイムには、前菜からスープ、サラダ、メインのステーキ、デザートまでを堪能できる各種コース料理が用意されており、価格帯に応じた多様な選択肢がありました。特に、ポン酢、ジャポネソース、デミグラスソースの3種類のタレと梅塩でステーキを味わうスタイルは、最後まで飽きさせない工夫として好評でした。
店内には、カウンター席のほか、ゆったりと食事ができるテーブル席、そしてプライベートな空間を確保できる個室も完備されていました。そのため、家族でのお祝い事や友人同士の集まり、ビジネスシーンでの利用など、周りを気にせずに食事と会話を楽しみたいというニーズにも応えていました。毎月8日を「蜂の日」とする特別な日を設けるなど、顧客を楽しませる独自のサービスも展開していました。
店舗はJR日豊本線「行橋駅」から車で約5分、徒歩で約15分の場所にあり、店舗前には駐車場も完備されていたため、車でのアクセスも便利な立地でした。テイクアウトメニューとしてステーキ弁当やハンバーグ弁当なども提供し、店内の味を家庭でも楽しめるサービスも行っていました。