福岡県福岡市博多区美野島に位置する「百宝bioboo(バイボー)」は、台湾茶と手作りの台湾菓子をゆったりと楽しめる喫茶店です。博多駅から徒歩約12分から14分ほどの距離にあり、アクセスしやすい立地も魅力の一つです。店名「bioboo」は台湾での「百寶」の読み方に由来しており、その名の通り、本場台湾の文化と味を福岡で体験できる貴重な場所として知られています。
百宝biobooは、1999年に台湾で創業した本店の「慧心良品『百寶綠廚』」の理念を受け継ぎ、2017年12月に福岡でカフェとしてオープンしました。そのコンセプトは「Pure(純粋)」「Joy(喜び)」「Nature(自然)」、そして「元の味は本物の味」です。身体に優しい純粋な素材だけを使用し、一つ一つ真心を込めて作られたお菓子を提供することにこだわりを持っています。店内は白とブラウンを基調とした落ち着いた空間で、オリエンタルな絵画や調度品が配されており、リラックスして過ごせる雰囲気です。カウンター席も用意されており、一人でも気軽に立ち寄ることができます。
提供されるメニューの中心は、本格的な台湾茶と手作りの台湾菓子です。中でも、特におすすめなのは、台湾茶道を楽しめる「功夫茶(コンフー茶)」です。お茶を淹れる工程そのものを体験でき、茶師との会話も楽しめることから、多くの方に親しまれています。こちらは一人あたり1,000円から1,200円で提供されており、本格的な台湾茶の世界に触れることができます。また、店長が厳選したこだわりの烏龍茶「百宝茶(バイボー茶)」も人気で、深みのある味わいの中にほのかな甘みが感じられると評判です。価格は800円とされています。
フードメニューでは、看板商品である「特製パイナップルケーキ」が絶大な支持を集めています。一つ300円で、ドリンクとセットで注文すると50円引きとなります。このパイナップルケーキは、台湾産のパイナップルを濃厚に練り上げた餡と、香ばしくサクサクとしたバター風味の皮が絶妙なバランスで、「今まで食べたパイナップルケーキの中で一番美味しい」という声も聞かれるほどの逸品です。白砂糖、卵、添加物、防腐剤を一切使用せず、甜菜糖で優しい甘さを出している点も、お店のこだわりが感じられます。お土産としても人気が高く、一個から購入でき、贈答用も用意されています。その他にも、緑豆を使用した上品な味わいの「緑豆ケーキ」(200円)や、サクサクほろっとした食感が特徴の「アーモンドクッキー」など、こだわりの手作り菓子が楽しめます。これらのスイーツは、テイクアウトも可能です。
百宝biobooは、その素材へのこだわりと、台湾の本格的なお茶文化を体験できる点が特徴です。店内は個室の用意はありませんが、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと時間を過ごすことができ、日々の喧噪を忘れさせてくれる空間が広がっています。営業時間は主に水曜日から土曜日、祝日の12時から18時30分までですが、日曜日は不定期で営業することもあるため、来店前に確認することをおすすめします。オンラインショップも展開しており、お店こだわりのパイナップルケーキやクッキー、烏龍茶などを自宅でも楽しむことができます。博多の地で台湾の情緒と本物の味を求める方にとって、百宝biobooは心安らぐひとときを提供してくれることでしょう。