福岡県福岡市東区唐原に位置する「博多とりかわくろんぼ」は、博多名物として知られる鶏皮の専門店です。JR鹿児島本線「九産大前駅」東側出口から徒歩約4分から6分ほどの距離にあり、利便性の良い立地でありながら、隠れ家のような雰囲気も持ち合わせています。地域に根差した店舗でありながら、全国各地にその味を届けていることでも知られています。
この店の最大の特徴は、一本一本手作業で丁寧に仕込まれる「博多とりかわ」です。一般的な鶏皮とは一線を画し、鶏の首皮を串にぐるぐると巻き付け、秘伝の醤油ベースのタレに漬け込んだ後、六日間もの時間をかけてじっくりと「焼き」と「寝かせ」を繰り返す独自の製法で作られています。この手間暇かけた工程により、外はカリッとした香ばしい食感でありながら、中はジューシーで旨みが凝縮された独特の味わいが生み出されます。店主は福岡の有名店「かわ屋」で修行を積んでおり、その伝統と技術を受け継ぎながら、独自のこだわりを加えています。鶏肉は国産にこだわり、お子様から年配の方まで安心して楽しめるように配慮されています。鶏皮特有の余分な脂がしっかりと落ちているため、「鶏皮が苦手」という方でも美味しく食べられたという声も聞かれ、その品質と味わいは多くの人々を魅了しています。
メニューは主にこの「博多とりかわ」が中心で、一本からの注文はもちろん、お持ち帰り用のパック販売も行われています。店頭では1パック(10本入り)が1,200円(税込)で提供されており、家庭で手軽に専門店の味を楽しむことができます。また、遠方の方や贈答用としても利用できるよう、全国への冷凍発送サービスも充実しています。冷凍品は30本入りが5,000円、70本入りが10,000円(いずれも税・送料込み、一部離島を除く)で提供されており、オンラインストアやAmazon、LINEを通じて購入が可能です。焼き方についても丁寧に案内されており、自宅でフライパンやトースターを使って手軽に調理し、焼きたての美味しさを再現できます。
店内の総席数は10席とコンパクトで、個室の用意はありません。アットホームな雰囲気の中で、博多とりかわをじっくりと味わうことができます。カジュアルな利用に適しており、ランチタイムからディナータイムにかけて、または小腹が空いた時など、様々なシーンで立ち寄ることが可能です。営業時間は火曜日から日曜日の12時から翌0時までとなっており、月曜日が定休日です。ただし、祝日が月曜日に重なる場合は営業し、翌日が振替休日となることがあります。支払い方法としてはPayPayなどのQRコード決済に対応しており、利便性も高くなっています。また、店舗には駐車場が2台分用意されており、車での来店も可能です。
「博多とりかわくろんぼ」は、こだわり抜いた製法で提供される博多とりかわを通じて、福岡の食文化を発信する存在として、地元の人々はもちろん、観光客や全国のグルメ愛好家からも注目を集めています。