福岡県糸島市前原西の住宅街にひっそりと佇む「Bakery and Cafe tubasa(ベーカリーアンドカフェツバサ)」は、パンとスイーツを提供する隠れ家のようなベーカリーカフェです。最寄りのJR筑肥線筑前前原駅からは徒歩約10分(約740m)の距離に位置し、店舗前には2〜3台分の駐車スペースも備わっています。オリーブやユーカリなどの木々に囲まれた薄いレンガ色の屋根が特徴的な外観は、周囲の住宅街に溶け込み、優しい雰囲気を醸し出しています。
以前は岐志漁港近くで「パン工房つばさ」として営業していましたが、2017年に現在の場所へ移転し、その際にカフェスペースを併設するなどラインナップを刷新しました。糸島出身の店主とパティシエである奥様のご夫婦二人が営むこのお店は、地元糸島の素材を積極的に使用することにこだわっています。糸島産の小麦を使用したパンや、季節ごとに変わる糸島産の野菜や果物を使ったパン、そしてパティシエである奥様が手がける美しいスイーツの数々が評判を集めています。
店内はナチュラルテイストで可愛らしい雰囲気があり、入って正面には焼きたてのパンが並び、その横のショーケースには色鮮やかなケーキが種類豊富に用意されています。イートインスペースも設けられており、購入したパンやスイーツを店内でゆっくりと味わうことが可能です。朝食利用やカフェタイムでの利用にも適しており、小さいお子さんを連れた家族から年配の方、学生まで幅広い年齢層の客層に利用されています。アットホームな雰囲気の中で、店主夫妻との温かい会話も楽しめるとの声も聞かれます。
メニューには、定番のメロンパンやクリームパン、食事に合うおかずパンなど、幅広い好みに対応するパンが揃っています。糸島産の野菜やバジルチーズを使ったパン、モチモチ食感のクランベリークリームチーズパンなどが提供されています。スイーツとしては、モンブランやガトーショコラ、プリン、そして糸島産のあまおうを使った苺のショートケーキなどがあり、季節限定のパフェも登場します。特に人気のある「生クリームパン」は、カスタードクリームパンに乳脂肪分や味の異なる3種類の生クリームをブレンドして加えたこだわりの逸品です。また、甘く煮た糸島産のサツマイモと自家製あんこを組み合わせた「さつまいもあんバターフランス」も提供されています。ドリンクメニューには、同市内の「petani coffee」から仕入れた中深煎りのコーヒーが用意されており、パンやスイーツとの相性も抜群です。価格帯は、一人当たりの予算が1,000円から2,000円程度とされており、ランチ予算は1,000円未満、ディナー予算は設定されていません。
特別なサービスとして、店舗前には自動販売機も設置されており、営業時間外でもパンを購入できる「お得パンセット」(500円・税込)などが提供されています。このセットには、数種類のパンがランダムに入っており、何が出るかという楽しみも提供しています。PayPayでのQRコード決済にも対応しており、利便性も兼ね備えています。テイクアウトも可能で、自宅でゆっくりとお店の味を楽しむこともできます。