JR新飯塚駅から徒歩約5分の立地にある「ご馳走家むつごろう」は、福岡県飯塚市新飯塚に位置する居酒屋です。麻生飯塚病院のほぼ向かいという分かりやすい場所にあります。駐車場も30台完備されており、車でのアクセスも便利です。日曜日が定休日で、月曜日から土曜日、祝日、祝前日は17:00から22:30まで営業しています。
このお店は、2004年6月に現在の場所へ移転オープンしました。そのルーツは、昭和43年に柳川出身の津田ミドリさんが、有明海の新鮮な魚介類を筑豊の人々に味わってもらいたいという想いから開いた「むつごろう」というお店にあります。現在の「ご馳走家むつごろう」もその精神を受け継ぎ、「産地直送の本物の味を心ゆくまで」をコンセプトに掲げています。
店内は「古き佳き旅籠の佇まい」を思わせるノスタルジックな空間が特徴です。外観や内装は細部にわたって懐かしさや木のぬくもりを感じさせる意匠が施されており、落ち着いた雰囲気の中で食事と会話を楽しむことができます。特に、2階には趣の異なる9つの個室が用意されており、琉球畳を使用した「有明の間」や昭和30年代を再現した「みろっげ」の間など、一つ一つに工夫が凝らされています。これらの個室は筑後地方の魚の名前が付けられており、少人数から最大35名までの団体まで収容可能な部屋もあります。1階にはカウンター席が10席、テーブル席が3卓(6名席)あり、様々なシーンで利用できます。
メニューは、旬の新鮮な食材を職人が一品一品丁寧に仕上げた和食料理が中心です。産地直送の活きイカの活造りは、透明度とコリコリとした食感が特徴で、足の部分は天ぷらや塩焼き、寿司、バター炒めなど、好みに合わせて「後造り」として楽しむことができる人気の逸品です。その他にも、新鮮な魚介を使ったおばんざいや煮物、揚げ物など、定番から季節限定の品まで多岐にわたります。一部のメニューとしては、蛤焼酒むし(600円)、ときめきのげそ唐(600円)、あげだし豆腐(480円)、ふきのとう天ぷら(480円)、サーモンコロッケ2個(580円)、ネギロース(680円)などが挙げられます。また、時期によっては「鴨ソン鍋」のような特別なメニューも提供されることがあります。
ドリンクメニューも充実しており、寒北斗酒造など筑豊の酒蔵をはじめ、全国各地の地酒や焼酎が60種類以上取り揃えられています。ビール、ハイボール、チューハイ、カクテル、梅酒、ワインなども用意されており、好みに合わせて料理とのペアリングを楽しむことができます。
「ご馳走家むつごろう」では、非接触型決済や会計スペースへの仕切り設置、テイクアウト用待ちスペースの確保、勤務時の検温やマスク着用、頻繁な手洗い、換気設備の設置など、衛生管理にも配慮が見られます。また、座敷席や個室の用意、聴覚障がいのある方とのコミュニケーションへの配慮、補助犬の同伴可、困りごとのスタッフサポートなど、多様な利用客への配慮が行き届いている点も特徴です。