福岡県八女郡広川町水原2019-4に位置する「茶の葉堂」は、八女の豊かな自然の中で育まれた上質な茶葉を堪能できる専門カフェです。九州自動車道広川インターチェンジから車で約3kmとアクセスが良く、広々とした駐車場も完備しているため、車での訪問が便利です。バス停「吉常」からは徒歩約33分と距離があるため、ドライブの途中に立ち寄るのがおすすめです。
「茶の葉堂」は、創業70年以上の歴史を持つ「原野製茶本舗」が手掛けており、有明海に注ぐ矢部川の支流である星の川などで生産される茶葉を製造・販売しています。この地域特有の濃い朝霧と昼夜の寒暖差が、色濃くまろやかな風味と豊かな香りを併せ持つ「奥八女茶」を育んでいます。奥八女茶には、ビタミンやカテキン、ポリフェノールが豊富に含まれているとされ、健康面からも注目されています。
店内では、こだわり抜かれた「奥八女茶」を様々な形で楽しむことができます。中でも、訪問者の多くがその美味しさを称賛する抹茶ソフトクリームとほうじ茶ソフトクリームは、人気の高いメニューです。抹茶ソフトクリームはほろ苦さと濃厚な味わいが特徴で、八女茶本来の深い旨みが感じられます。一方、ほうじ茶ソフトクリームは香ばしい香りが口いっぱいに広がり、甘さとの絶妙なバランスが楽しめます。これらのソフトクリームをはじめ、カフェメニューは500円から1,000円程度の価格帯で提供されており、気軽に本格的な八女茶の魅力を体験できます。
店舗の外観は風情ある佇まいで、山間の静かで落ち着いた環境に溶け込んでいます。敷地内には、すぐそばを流れる清らかな小川を眺められるデッキや、川沿い、軒先に設けられたテラス席があり、自然のせせらぎを聞きながらゆったりとした時間を過ごせます。全席禁煙ですが、店外に喫煙スペースが設けられています。個室や貸し切り対応は行っていませんが、子供連れでの利用も可能で、乳児から小学生までの幅広い年齢層の家族が安心して訪れることができるでしょう。また、来店時にはお茶とお茶菓子が提供されるといった心温まるサービスもあり、訪れる人々をもてなしの心で迎えてくれます。
店内では、自社ブランドの「奥八女茶」をはじめ、茶匠がこだわり抜いて作り上げた各種お茶のほか、抹茶やほうじ茶を贅沢に使用した「大人の金平糖」や「里作りようかん」、「玉露の月(玉露饅頭)」など、多彩なスイーツも取り揃えられています。これらは自宅でゆっくりと味わうのはもちろん、八女の豊かな自然を感じるお土産としても最適です。八女茶の深い味わいと、それを活かしたスイーツを通じて、心安らぐひとときを提供してくれる「茶の葉堂」は、八女郡広川町を訪れる際にぜひ立ち寄りたいスポットの一つです。