JR新飯塚駅から徒歩およそ3分、200メートルから230メートルほどの距離に位置する「麺すけ 別邸」は、飯塚市役所近くの新飯塚交差点にほどなく、利便性の高い立地を誇ります。飯塚で親しまれているラーメン店「中華そば麺すけ」の姉妹店として2022年2月にオープンし、昼と夜で異なる顔を持つユニークなスタイルが特徴です。昼はラーメン店として営業し、夜は完全予約制の本格フレンチディナーを提供しています。
店のオーナーはフレンチの料理人としての経歴を持ち、その経験がラーメンにもフレンチにも深く息づいています。店内は小ぢんまりとしつつもモダンな雰囲気が漂い、和と洋の要素が絶妙に融合した空間が広がっています。三味線のBGMが流れる中、日本酒やワイングラスが並ぶなど、一般的なラーメン店とは一線を画す上品さが魅力で、女性一人でも気軽に立ち寄りやすい配慮がなされています。
ランチタイムに提供されるラーメンは、かつての看板メニューである「鯛塩SOBA」をはじめ、毎月内容が変わる「月替わりスタイル」で展開されることもあります。鯛塩SOBAは、愛媛県宇和島産の天然真鯛を100%使用した出汁から生まれる、上品で奥深い味わいのスープが特徴です。全粒粉入りの自家製麺は弾力と噛み応えがあり、スープとの絡みも抜群です。具材には、しっとりとした鶏チャーシューやジューシーなローストビーフ、さらに鯛のつみれが添えられ、一杯で贅沢な風味と食感を楽しめます。過去には「鯛塩SOBA煮卵付き」が1080円で提供され、カプチーノ仕立ての担々麺(880円)なども登場しています。ランチの予算は概ね1000円程度とされています。
一方、夜のフレンチディナーは、事前の予約が必須となる特別な時間です。フレンチの調理法を駆使した前菜からメイン、デザートまで、手間暇かけたコース料理が堪能できます。特に注目すべきは、コースの途中で提供される「ミニラーメン」です。これは昼の鯛塩SOBAのスープをベースに、あえて具材を乗せずに薬味のみで提供されることで、純粋な鯛出汁の旨味を存分に味わえる趣向が凝らされています。また、麺の下に隠された炙り鯛のつみれを崩せば、香ばしい風味が加わり、味の変化も楽しめます。フレンチディナーのコースは、一人あたり6000円程度の価格帯で提供された実績があり、豪華な料理内容とホスピタリティあふれる接客で、満足度の高い食体験が期待できます。店内には個室は設けられておらず、テーブル席とカウンター席が配されており、総席数は約10席とされています。ラーメンの注文は券売機で行うシステムです。