福岡市中央区今泉、上人橋通り沿いに位置する「とり皮 やきとり みつます 天神店」は、福岡のソウルフードとして親しまれる「とり皮」を専門とする人気の焼き鳥店です。西鉄福岡(天神)駅南口から徒歩およそ10分、地下鉄七隈線薬院大通駅2番口からは徒歩およそ7分と、複数の駅からのアクセスに恵まれた立地で、仕事帰りや天神周辺での食事の際に立ち寄りやすい点が魅力です。周辺には駐車場も複数あり、車での来店も可能です。
店内は、白木を基調とした親しみやすくも上品な和空間が広がり、スタイリッシュな雰囲気が特徴です。落ち着いた内装は、一人での利用はもちろん、デートや女子会、友人との気軽な食事にも適しています。焼き鳥専門店でありながら、煙や匂いが気になりにくい工夫がされているため、特に女性客からも好評を得ています。総席数は50席とゆったりとした広さで、カウンター席では職人が丁寧に串を焼き上げる様子を間近で眺めることができ、ライブ感あふれる食事のひとときを過ごせます。この他にテーブル席や、足を伸ばしてくつろげる掘りごたつ席も備えており、多様なシーンに合わせて利用できる座席配置となっています。全席禁煙のため、快適に食事を楽しむことができるでしょう。
この店の名物は何と言っても「ぐる皮」と称されるとり皮です。脂身の少ない国産若どりの首の皮を、一本一本丁寧に串にらせん状に巻きつけ、約一週間もの時間をかけてじっくりと焼き上げ、秘伝のタレに漬け込む工程を繰り返します。この手間暇を惜しまない仕込みによって、余分な脂が落ち、旨みがぎゅっと凝縮され、表面はカリカリと香ばしく、中はモチモチとした独特の食感が生まれます。この「ぐる皮」は一本165円で提供されており、そのクセになる美味しさから、一人で5本、10本と注文する客も少なくありません。甘すぎない香ばしい醤油味のタレが、このとり皮の美味しさを一層引き立てます。
とり皮以外にも、魅力的な串焼きが豊富に揃っています。新鮮な鶏のささみを低温調理で柔らかく仕上げ、さっと炙ってわさび醤油でいただく「ささみのしぎ焼き」(2本440円)は、ヘルシーながらも鶏本来の旨みを存分に味わえる逸品です。また、もも肉やナンコツなど様々な部位を独自にブレンドし、生の状態から焼き上げる「生つくね」(2本420円)も人気で、ナンコツのコリコリとした食感がアクセントになっています。その他にも、青ネギを挟んだ「豚バラ」(165円)、希少部位である肩肉のフリソデを使用した「とりねぎま」(165円)、肉汁を逃さないように大ぶりにカットされた「砂ずり」(178円)など、店主のこだわりが随所に感じられる串焼きが並びます。一品料理では、トリュフが香るフライドポテトや明太ポテサラなども用意されています。ドリンクは生ビールやハイボール、レモンサワーの他、日本酒や焼酎、そして近年では自然派ワインも導入され、焼き鳥とのペアリングを楽しめます。平均予算は3500円程度で、2時間飲み放題付きのコース(5,500円)も用意されており、各種宴会にも利用できます。
食事の締めくくりには、鶏の旨みが凝縮された濃厚な鳥スープがサービスで提供され、さらに小さな一口シャーベットが供されるなど、細やかな気配りも感じられます。テイクアウトにも対応しており、自宅でも専門店の味を楽しめるようになっています。福岡のとり皮焼き鳥文化を存分に体験できる「とり皮 やきとり みつます 天神店」は、地元客から観光客まで幅広い層に愛される一軒です。