かつて福岡市中央区西中洲13-1 SHIPS GARDEN 2Fに位置していた「西中洲 星期菜」は、那珂川の水辺に佇むSHIP’S GARDENの2階で、革新的な広東料理を提供していました。ミシュランガイドのビブグルマンに認定された須崎店の流れを汲むこの店舗は、「一週間毎日食べても飽きない料理」という「星期菜」の名の通り、伝統的な中華料理に香港の「今」を取り入れたフュージョン・シノワスタイルが特徴でした。ガラス張りの店内からは、那珂川の美しい景色や夜景を楽しむことができ、水上公園というロケーションも相まって、日常を忘れるような特別な食空間を提供していました。
交通アクセスは非常に良好で、福岡市営地下鉄空港線天神駅から徒歩約3分(200m)、中洲川端駅からも徒歩約3分(240m)と、主要駅から近い利便性の高い場所にありました。福岡市営地下鉄七隈線の天神南駅からも徒歩約6分(410m)の距離に位置し、様々な方面からのアクセスが可能でした。周辺にはバス停も多く、公共交通機関を利用して気軽に訪れることができる立地でした。
店内は洗練されたスタイリッシュな空間が広がり、総席数は64席を数えました。カジュアルシートとフォーマルシートがあり、利用シーンに応じて使い分けができました。特に、プライベートな時間を過ごしたい場合には、2名から8名まで対応可能な個室が用意されており、接待や会食、記念日など、幅広い用途で利用されていました。個室の利用はコース料理の注文が条件となることが多く、ランチでは平日3,850円から、土日祝は5,500円から、ディナーでは平日9,000円から、金土日祝・祝前日は12,000円からのコースが提供されていました。また、ゆったりとくつろげるソファ席も完備されており、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができました。天気の良い日にはテラス席も人気で、川沿いの開放的な空間で食事をすることもできました。冬場には透明なカーテンが設置され、寒さ対策も施されていました。
メニューは、広東料理をベースとしながらも、フレンチのサービスで提供される「シノワズリ」スタイルが特徴でした。ランチタイムには、気軽に楽しめる麺料理やセットメニューが充実していました。特に人気だったのは、ピーナッツの香りが特徴的な「星期菜担々麺」で、平日ランチ時には白ご飯のサービスもありました。その他、「大海老のチリソース」や「白葱とチャーシューのスープそば」、「糸島豚の黒酢団子」、「星期菜特製麻婆豆腐」などが提供され、ランチセットにはご飯、スープ、サラダが付き、ご飯はおかわり自由という嬉しいサービスもありました。ランチの予算は概ね1,000円から2,000円台が中心でした。
ランチとディナーの間には、香港の飲茶をアフタヌーンティー形式で楽しめる「香港ハイティー」(1,800円)が提供されており、セイロで蒸し上げられた点心や一口サイズの中国菓子、そして選べる中国茶をポットサービスで楽しむことができました。ディナーは、旬の食材をふんだんに使用したコース料理がメインで、アラカルトでも様々な料理を堪能できました。前菜では「本日の前菜盛り合わせ(5種)」や「糸島豚の自家製窯焼きチャーシュー」などがあり、麺類では「五目餡かけ炒飯」や「香港風焼きビーフン」なども提供されていました。高級食材を使用した北京ダックやフカヒレの姿煮込みなどもメニューに名を連ね、特別な日にもふさわしい食体験を提供していました。ドリンクメニューも充実しており、料理に合う焼酎やワインが豊富に揃っていました。
「西中洲 星期菜」では、誕生日などのお祝いの際にバースデープレートの用意が可能であり、サプライズ演出も相談できました。また、乳児や未就学児、小学生といった子供連れの利用も歓迎され、ベビーカーでの入店も可能という、家族連れにも配慮されたサービスが行き届いていました。テイクアウトにも対応しており、自宅で店の味を楽しむこともできました。
しかしながら、「西中洲 星期菜」は2024年2月29日をもってこの西中洲での営業を終了し、2024年3月21日からは「白金中華 星期菜」として福岡市中央区白金1丁目11-7に移転し、新たな営業を開始しました。そのため、現在、福岡市中央区西中洲13-1 SHIPS GARDEN 2Fでは「西中洲 星期菜」は営業しておりません。