福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目2-12に位置していた「とり焼肉酒場 鶏ん家」は、西鉄薬院駅から徒歩約5分、福岡市営地下鉄七隈線の渡辺通駅からは徒歩約3分と、アクセスしやすい立地でした。水炊きの名店として知られる「博多華味鳥」のグループ会社であるトリゼンダイニング株式会社が手掛ける鶏焼肉の専門店として、2020年11月11日にオープンしました。
「とり焼肉酒場 鶏ん家」のコンセプトは、「とりとレモン」でした。新鮮な国産鶏肉を使用した鶏焼肉をメインに、こだわりのレモンサワーを提供することで、お客様に健康的に美味しい焼肉を楽しんでもらうことを目指していました。特に、鶏肉は脂質が少なく高タンパク質で低カロリーという特徴を持ち、美容や健康を意識する方にも喜ばれる食材として紹介されていました。また、レモンにはビタミンCやクエン酸が豊富に含まれ、健康面への配慮も感じられるメニュー構成でした。お店は、まるで自宅や友人の家にいるかのように、お客様が心ゆくまでくつろぎ、食事を楽しめる空間であることを目指していました。
メニューの中心は、鶏肉の様々な部位を焼肉として味わう「とり焼肉」でした。一皿320円(税抜)からというリーズナブルな価格設定で、多様な部位を手軽に楽しむことができました。中でも「名物 一枚ももカルビ」は、直径30cmを超える超特大サイズが特徴で、特製ハーブや糸島産の「またいちの塩」で味付けが施されており、その豪快な見た目と味わいが人気を集めていました。この一枚ももカルビは、スタッフが目の前で豪快に焼き上げ、食べやすい大きさにカットするサービスも提供され、お客様は最も美味しいタイミングで焼き立てを堪能することができました。
その他にも、新鮮な鶏肉の魅力を引き出す工夫が凝らされたメニューが多数ありました。例えば、「新鮮ササミの自家製マヨ」や「バジルレモンハラミ」のように、淡白な鶏肉に合わせた特製の味付けが施された一品も提供されていました。また、むね肉、はつ、せせり、はらみ、やげんなんこつなど、鶏の様々な部位を楽しめる「とり焼肉5種盛り」もあり、飽きずに多くの部位を食べ比べることができました。お通しとして提供された「鬼おろし」は、おかわりが自由で、さっぱりとした味わいが鶏焼肉との相性も良いと好評でした。食事の〆には、「鶏塩レモンラーメン」や「鶏だし茶漬け」、「鶏みそ焼おにぎり」なども用意され、最後まで鶏の旨味を堪能できるラインナップでした。
ドリンクメニューにおいては、コンセプトであるレモンにちなみ、国産レモンを使用したバラエティ豊かなレモンサワーが7種類も揃っていました。「鶏ん家 純レモンサワー」は、焼酎ベースとウォッカベースの2種類から選ぶことができ、ヘルシーな鶏焼肉との相性が抜群とされていました。さらに、60分990円というお得な価格でレモンサワーの飲み放題も提供され、お酒とともに鶏焼肉を心ゆくまで楽しむことが可能でした。日本酒、焼酎、ワイン、カクテルといった幅広いアルコールも取り揃えられていました。
店内には、テーブル席を中心に42席、カウンター席が6席の合計48席が設けられていました。食べログの情報では44席と記載されており、カウンター席や座敷席も備え、多様なシーンでの利用に対応していました。平日は20名から、週末は25名から貸切利用も相談可能で、大人数での宴会にも利用できる空間でした。設備面では、電源や無料Wi-Fiも完備されており、快適な時間を過ごすための配慮が見られました。また、20歳未満の入店は不可とされており、全席喫煙可能であったため、大人がゆっくりと楽しめる空間が提供されていました。誕生日などのお祝い事には、ケーキなどの持ち込みにも対応するなど、細やかなサービスも行われていました。