福岡市中央区天神に位置する「海鮮居酒屋 だるま屋」は、水鏡天満宮横丁という情緒あふれる通りに店を構え、平成元年に創業した老舗の居酒屋です。福岡市の中心街である天神にありながら、どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂い、地元客はもちろん、観光客やビジネスでの出張者にも親しまれています。福岡市営地下鉄空港線天神駅からは徒歩約1分(75m)、中洲川端駅や天神南駅からも徒歩約5分と、公共交通機関でのアクセスが非常に便利な立地です。バスを利用する場合も、天神1丁目バス停やアクロス福岡・水鏡天満宮前バス停から徒歩1分圏内と、交通至便な場所にあります。店舗の周辺には多数のコインパーキングがあるため、車での来店も可能です。ただし、駐車場は用意されていません。
だるま屋の最大の魅力は、その屋号が示す通り、新鮮な海鮮料理を存分に堪能できる点にあります。特に名物として知られているのが「泳ぎ鯖の鉄引き」です。この料理は、鮮度抜群の活きたサバを薄造りにしたもので、透明感がありながらも甘みが感じられると評されています。この道25年以上のベテラン職人が一匹ずつ丁寧に目視でアニサキスの確認を行っており、安心して味わえる逸品として来店客の8割から9割が注文するほどの人気を誇ります。サバは佐賀や長崎から活魚車で直送される五島近海の天然サバと、脂がのった濃厚な旨みが特徴の完全養殖「唐津Qサバ」の2種類を提供しており、食感や味わいの違いを楽しめます。
海鮮料理はサバだけでなく、その日の仕入れによって内容が変わる「だるま屋特選!お刺身盛合わせ」も人気です。カンパチやヒラマサ、真鯛、そして新鮮なイカや活きたタコをボイルした刺身など、旬の魚介を味わうことができます。また、博多名物の「がめ煮」や「炙り明太子」、「酢もつ」、「煮込みホルモン」といった九州・博多の郷土料理も充実しており、地元の味覚を堪能できます。特に「だるま屋特製 煮込みホルモン」は、野菜の甘みとコラーゲンが豊富な特製味噌仕立てで、〆にチャンポン麺を入れるのが博多流とされています。
ドリンクメニューも豊富で、特に日本酒と焼酎にはこだわりが見られます。純米クラスから大吟醸クラスまで、常時150種類以上の銘柄が揃い、店長こだわりの厳選されたお酒がリーズナブルな価格で提供されています。好みに合わせて、無料で試飲やアドバイスのサービスも行っているため、お酒選びに迷った際も安心です。
座席は、1階にコの字型のカウンター席が15席あり、職人の技を間近で見られる臨場感あふれる空間です。常連客や一人での来店者、観光客にも人気があります。また、1階奥には3名から5名で利用できる独立した小上がり(掘りごたつ)がありますが、こちらは扉の付いた完全個室ではありません。2階には最大45名まで収容可能な広々としたお座敷があり、会社の宴会や大人数での利用に適しています。さらに、本店から徒歩圏内に「別館」があり、こちらは完全予約制で、基本的にコース料理の提供となっており、より落ち着いたプライベートな空間を求める場合に利用されています。
サービス料・チャージとして、席の種類に応じて250円から400円がかかりますが、コース料理の場合は無料です。20名から50名での貸切も相談可能です。喫煙に関しては分煙されており、1階が喫煙可、2階が禁煙となっています。子供連れでの来店も歓迎されており、乳児から小学生まで利用可能です。おしゃれな雰囲気というよりは、個人経営のアットホームな居酒屋として、子供用のお料理(プレート料理800円~1500円)も提供するなど、家族での食事にも配慮がされています。コース料理は前日までの予約が必要で、当日利用可能なクーポンも提供されています。クーポンや割引チケットを利用する場合は現金決済が基本となりますが、ネット予約時のポイント利用は可能です。
食の激戦区である福岡市天神・博多で37年以上の歴史を持つ「海鮮居酒屋 だるま屋」は、鮮度抜群の海鮮料理と博多の郷土料理、そして豊富な日本酒・焼酎を、昭和の雰囲気漂う空間で楽しめる、信頼と実績のある居酒屋です。平均的な予算はディナーで4000円前後とされています。