福岡市中央区白金に佇む「永野酒店 福岡店」は、大牟田で1960年に創業した老舗酒店が手掛ける、有明海沿岸の新たな酒文化を発信するコンセプトショップです。福岡市地下鉄七隈線薬院駅2番出口からは徒歩約8分から9分、また西鉄天神大牟田線西鉄平尾駅出口からは徒歩約13分と、どちらの駅からもアクセスしやすい閑静な裏路地に位置しています。モダンな和風アートギャラリーを思わせる洗練された外観が特徴で、一見すると立ち飲み居酒屋とは異なるようなおしゃれな雰囲気を醸し出しています。店内は清潔感が保たれており、和服をまとったワインソムリエの女将が訪れる客をもてなしてくれるため、女性一人でも気軽に立ち寄れる「ネオ角打ち」として注目を集めています。
一階は角打ちスタイルの立ち飲みスペースとなっており、L字型のカウンター席が8席から10席程度用意されています。基本は立ち飲みですが、ゆっくりと過ごしたい方のために椅子も用意されており、また20時以降は7人まで着席での利用も可能です(その際にはチャージ料500円が必要となります)。二階は厳選された酒類や有明海沿岸の特産品を販売するショップスペースとなっており、購入した日本酒やワインは一階の角打ちスペースで楽しむこともできます。この際、別途500円のチャージが発生します。
メニューの中心となるのは、永野酒店が有明海沿岸の複数の酒蔵とコラボレートして生み出したオリジナル日本酒「駒吉」です。「駒吉」は、吟醸酒、純米酒、特別本醸造酒など、異なる酒蔵で造られた多様な種類が揃い、それぞれの個性を楽しめる「駒吉飲み比べセット」(1,050円~1,080円・税込)も提供されています。その他にも、フランス人造り手とのコラボワイン「MINATO」(750mlボトル2,750円・税込)や、上内みかんや有明産のりなど15種のボタニカルを使用したオリジナルクラフトジン「Ginny」(500mlボトル4,840円・税込)など、豊富なラインナップの日本酒、ワイン、ウィスキー、クラフトビール、そして焼酎やサワーが100種類以上取り揃えられています。特にイタリアンビール「ペローニ」の生ビールは390円で提供され、ビール愛好家からも支持されています。
お酒とともに楽しめるフードメニューは、有明海沿岸地域の食材にこだわったオリジナルの“あて(おつまみ)”が豊富です。「あてセット」(1,200円・税込)では、高菜オリーブや、上内みかんのチーズ用ジャム、貝柱や海茸の洋風粕漬けなど、地元の魅力が詰まった逸品が楽しめます。その他にも、ボトル販売されている「牛すじの赤ワイン煮込み」や「豚軟骨の赤ワインシチュー」といった特製のおつまみも角打ちで提供されており、様々な料理とお酒のマリアージュを堪能できます。さらに、18時まではドリンクの一部が550円となるお得なハッピーアワーも実施されているため、仕事帰りや早めの時間からの立ち寄りにも最適です。貸切での利用も可能で、アットホームな雰囲気の中で友人や家族との特別な時間を過ごすこともできます。老舗酒店の新たな挑戦が形になった、こだわりの詰まった角打ちです。