福岡県宗像市神湊に位置する「玄海横丁」は、玄界灘を一望できる絶好のロケーションに広がる漁港の屋台村です。神湊漁港の目の前にあり、地元の漁師さんたちが直接獲れたての新鮮な魚介を販売し、それをその場で浜焼きとして楽しめるのが最大の魅力。海からの潮風を感じながら、活気あふれる雰囲気の中で海鮮バーベキューを堪能できると評判の施設です。
アクセスは、JR東郷駅からタクシーで約15分、または西鉄バスで約20分「神湊西口」バス停下車後、徒歩約1分という利便性の良い場所にあります。自家用車での来場も考慮されており、敷地内には20台分の無料専用駐車場が完備されています。ただし、特に週末や祝日など混雑時には満車になることもあり、その際は近隣の市営駐車場を利用することも可能です。市営駐車場からは徒歩数分で到着するため、アクセスに困ることは少ないでしょう。
「玄海横丁」のコンセプトは、漁港ならではの新鮮な海の幸を気軽に楽しめる屋台村。老舗旅館「玄海旅館」の隣に位置し、観光客から地元の人々まで幅広い層に親しまれています。特に夏季には開放感あふれるデッキテラス席が人気を集め、美しい海景色を眺めながら食事ができると好評です。冬のシーズンには牡蠣小屋もオープンし、一年を通して新鮮な海の幸を提供しています。
提供されるメニューは、多岐にわたる海の幸を中心とした浜焼きがメインです。漁師さんから直接仕入れた新鮮な牡蠣やサザエ、ホタテ、海老、豆イカといった魚介類を、炭火コンロで豪快に焼き上げて味わうことができます。炭代は一台につき1,000円となっており、好みの食材を選んで自分たちで焼き上げるスタイルは、訪れる人々にとって特別な体験となります。
浜焼き以外にも、玄海旅館お手製の海鮮丼やあなご丼、ミニいくら丼、サーモン親子丼、玄海漬け丼といった丼物が充実しており、海鮮丼は1,800円(税込)、ミニいくら丼は700円(税込)など、新鮮な海の幸を気軽に楽しむことができます。また、天ぷら定食(1,000円、単品800円)や、焼きおにぎり、きのこのバター焼き、焼き鳥、アヒージョセットなど、サイドメニューも豊富に揃っています。季節によっては、期間限定で「いか大葉茶漬け」(1,500円・税込)といった特別なメニューが登場することもあります。温かいお茶などの飲み物は有料ですが、冷たい水は用意されています。
施設内は広々としており、約280席が設けられています。テラス席とテント内の席があり、天候を気にせずに食事が楽しめるよう配慮されています。個室やソファ席に関する明確な情報は見当たりませんが、屋台形式の開放的な空間で、家族や友人との賑やかな時間を過ごすのに適しています。
「玄海横丁」では、食事だけでなく、特別なサービスやイベントも充実しています。釣り好きの方には、包丁やうろこ取りがセットになったレンタルキッチン(1,000円/30分)や、レンタル釣り具セット(1,500円)の提供があり、釣った魚をその場で調理して楽しむことも可能です。
特に注目すべきは、子どもから大人まで楽しめる「縁日ブース」が一年中併設されている点です。お面の販売、スーパーボールすくい、射的、輪投げ、型抜きなどがあり、まるで夏祭りのような賑わいを体験できます。マネージャーの添田葵さんによると、牡蠣小屋は子連れ客には敷居が高いと感じるかもしれないという配慮から、家族全員で楽しめるように縁日ブースを設けたとのことです。不定期で開催される魚のつかみ取りやマグロの解体ショーといったイベントもあり、訪れるたびに異なる楽しみが発見できます。食材を焼く際に衣服が汚れるのを防ぐため、汚れ防止用の貸し出しジャンパーも用意されており、細やかなサービスが行き届いています。
営業時間は通常10:00から16:00までで、料理のラストオーダーは15:00、ドリンクのラストオーダーは15:30です。丼物は14:00がラストオーダーとなります。定休日は火曜日と年末年始(1月1日~1月3日)ですが、4月~7月中旬期間と9月~11月末期間は平日が定休日となる場合もあります。季節によって営業時間が変更されることもあるため、訪れる際は事前に最新の情報を確認することが推奨されます。当日の予約は受け付けておらず、来店順の案内となるため、特に混雑が予想される時期は早めの来店が良いでしょう。