かつて福岡県久留米市藤光1丁目5-3に位置していた「焼肉ウエスト上津店」は、多くの地域住民に親しまれていましたが、残念ながら2023年7月2日をもって閉店しました。この店舗は上津バイパス沿いの便利な立地で、アクセスしやすい場所にありました。閉店後、その跡地には2024年7月23日より「牛角食べ放題専門店 久留米上津店」が新たにオープンしています。
「焼肉ウエスト上津店」が営業していた頃は、その質の高い焼肉と充実したサービスで知られていました。特に、福岡県内で親しまれている焼肉ウエストチェーンの一店舗として、幅広い層の顧客から支持を得ていました。
アクセスに関しては、公共交通機関を利用する場合、JR久大本線(ゆふ高原線)の久留米高校前駅から徒歩でおよそ19分、JR鹿児島本線(博多~八代)の荒木駅からは徒歩約21分、西鉄天神大牟太線試験場前駅からは徒歩約24分と、やや距離がありました。しかし、上津バイパス沿いということもあり、車での来店が便利で、駐車場も完備されていました。また、バスを利用する際は「野伏間」バス停から徒歩約3分と、比較的近い場所に位置していました。
店舗のコンセプトとしては、家族や友人との食事、宴会など、様々なシーンで利用できるカジュアルながらも質の高い焼肉を提供していました。店内は、靴を脱いで上がる形式で、入口には靴箱のロッカーが設けられていました。これにより、自宅でくつろぐような雰囲気で食事を楽しめる空間が提供されていました。
メニューは多岐にわたり、特におすすめされていたのは、脂の旨味と肉の柔らかさが特徴の「霜降りカルビ」でした。ランチタイムには、しま腸牛ホルモン、若鳥モモ、豚バラ肉に焼き野菜がセットになった「三味ランチ」といったお得なセットが提供されており、ごはんのおかわりも自由でした。また、「チーズビビンバ」のようなサイドメニューも人気を集めていました。デザートには、プリン、ショートケーキ、そして特に人気だったのがセルフで楽しめるソフトクリームバーでした。ソフトクリームバーが利用できる食べ放題コースもあり、子供から大人まで楽しめる工夫が凝らされていました。さらに、ソフトクリームマシンがあるコーナーには、自由に利用できるセルフコーヒーも用意されており、食後のひとときをゆったりと過ごすことができました。テーブルには麦茶のポットが最初に用意されるなど、細やかなサービスも提供されていました。
座席は、プライベートな空間で食事ができる個室が充実していました。8つの個室があり、それぞれに6人掛けのテーブルが配置されていました。これらの個室には液晶テレビも完備されており、テレビを見ながら食事を楽しむことができたため、グループでの利用や小さなお子様連れの家族にも配慮された作りでした。
過去には、金曜日には生ビールが100円になるキャンペーンや、飲み物半額といったお得なサービスが実施されていた時期もありました。また、チラシにスペシャルクーポンとして、税込5,000円以上の利用で1,000円割引になる券が付いていたこともあり、これらの割引サービスも来店を促す要因となっていました。注文はタッチパネル方式で、スムーズに追加注文ができるなど、利便性も追求されていました。
焼肉ウエスト上津店は、リーズナブルな価格設定ながらも、質の良いお肉と充実したサイドメニュー、そして快適な空間提供に努め、多くの人々に愛される焼肉店として久留米の食文化の一端を担っていました。その歴史は、地域の人々の食卓に、美味しく楽しい思い出を刻みました。