高知県土佐市新居38-33に位置していた「Cafe Niil Mare(カフェ ニールマーレ)」は、太平洋を一望できる絶景のロケーションが魅力のカフェでした。新居地区観光交流施設「南風(まぜ)」の2階にあり、1階には地元の特産品を扱う直売所、3階には展望台が設けられており、施設全体が地域の観光拠点としての役割を担っていました。高知市桂浜方面からは黒潮ラインを宇佐方面へ車で約15分、高知駅からは車で約30分ほどの距離にあり、土佐ICからもアクセスしやすい立地でした。広々とした駐車場も完備されており、車での来店にも便利な場所でした。
店内は、東京のデザイナーが手掛けたという洗練された空間が広がり、おしゃれで落ち着いた雰囲気が特徴でした。大きな窓からは雄大な太平洋のパノラマが広がり、どの席からも美しい海を眺めながら食事やカフェタイムを楽しむことができました。特に窓際の席は人気が高く、一人でも気軽に利用できるカウンター席、カップル向けの2人掛けテーブル、グループ向けの4人掛けや6人掛けのソファ席も用意されており、多様なシーンに対応できる座席配置でした。店内にはアート作品や地元の風景写真が飾られることもあり、季節ごとに異なるデコレーションが施されるなど、訪れるたびに新鮮な発見がありました。無料Wi-Fiやプロジェクターも完備され、快適な時間を過ごせる環境が整っていました。
提供されていたメニューは多岐にわたり、モーニングからランチ、カフェタイム、そして事前予約制のディナーまで、時間帯に合わせた充実したラインナップが魅力でした。モーニングは土日祝日限定で提供され、フレンチトーストセットやピザトーストセットなど、ドリンクとスープが付いたセットが楽しめました。ランチタイムには、週替わりのランチやパスタ、丼ものなど豊富な選択肢があり、特に複数の主菜と副菜から自由に組み合わせを選べる「ニールマーレのカスタムランチ」は好評でした。スパイシーなタコライスや、ジューシーな窪川ポークのグリルプレート、四万十鶏のハニーバターチキンカレーといった個性的なご飯ものや、自家製ソースが特徴のパスタなども提供されていました。
カフェタイムには、こだわりのスイーツやドリンクが充実していました。しっとりとした食感の「オレオクリームチーズケーキ」はボリュームがあり人気を集め、濃厚なカスタードとほろ苦いカラメルが絶妙なバランスの「カタラーナ」は、チョコレートチップやヘーゼルナッツキャラメルなどフレーバーの変更も可能でした。その他、ティラミスやベイクドチーズケーキ、季節のフルーツを使ったスイーツも楽しめました。ドリンクでは、高知名産の生姜を使用した自家製ジンジャーエールや、爽やかなノンアルコールカクテル、こだわりのコーヒーやカクテルも提供されていました。ディナータイムは6名以上からの完全予約制で、自家製チーズフォンデュやスペアリブ、アヒージョ、各種ピザなど、昼間とは異なる本格的な料理を堪能することができました。予算としては、ランチが1,000円から1,999円程度、ディナーが3,000円から3,999円程度が目安とされていました。
特別なサービスとして、誕生日などのお祝い時には、事前相談でバースデープレートの提供が可能であったという情報も見られました。お子様連れでの利用も歓迎されており、お子様メニューも用意されていましたが、お子様用の特別な設備はなく、食事のできる年齢のお子様には1オーダーをお願いするという配慮もされていました。テイクアウトも可能で、自宅や旅先でもカフェの味を楽しむことができました。
しかしながら、複数の情報源によると、Cafe Niil Mare(カフェ ニールマーレ)は現在、営業を終了しているとされています。2023年頃には、施設の利用を巡るトラブルも報じられており、これらの状況が現在の閉鎖に繋がった可能性が示唆されています。そのため、現在、上記に記載されているメニュー内容やサービスが提供されているかについては確認できません。