高知県高知市本町2丁目1番2号に位置する「明神丸 はなれ」は、土佐電鉄伊野・後免線堀詰駅から徒歩約2分の場所にあり、アクセスしやすい立地です。JR高知駅南口からは徒歩約21分と、観光客にも利用しやすいでしょう。周辺には「旧ヴィレッジヴァンガード跡」があり、目印になります。2023年4月24日にリニューアルオープンしており、隠れ家のような落ち着いた雰囲気が特徴です。元々は「明神丸 梅野店」として営業していましたが、外国人観光客も視野に入れ、高知の「和」を感じられる空間へと生まれ変わりました。
この店のコンセプトは「はなれ」であり、気軽に訪れて高知の「和」を体験してもらうことにあります。日本家屋を思わせる格子戸の入口は、どこか懐かしい温もりを感じさせます。店内は、1階に広々としたソファー席やテーブル席が多数配置されており、20名以上の利用も可能です。2階はそれぞれ完全個室となっており、周囲を気にすることなくゆったりと食事を楽しむことができます。テーブル席のパーティションは収納できるため、感染対策をしながらも開放的な雰囲気を保つ工夫がされています。お座敷席や掘りごたつ席、オープンテラス席も備えられており、多様なシーンに対応できる空間が魅力です。
「明神丸 はなれ」の最大の魅力は、高知名物の藁焼き鰹塩たたきを自分で焼く「藁焼き体験」ができる点です。目の前で繰り広げられる藁焼きの熱量と迫力は、食の体験としても深く記憶に残るでしょう。もちろん、スタッフに焼いてもらうことも可能です。提供される鰹は水産会社直営ならではの新鮮さで、肉厚で臭みがなく、藁の香ばしい香りが特徴です。鰹たたきは塩たたきやタレたたき、刺身の盛り合わせ「鰹三昧」など様々な形で提供され、塩・タレ盛り合わせ(12切1,958円、18切2,838円、24切3,608円)や、藁焼き体験1節(塩たたき約15切3,058円)などがあります。藁焼き体験で焼いた鰹たたきには、新たに登場した「にんにくマヨ」のタレも選べ、新感覚の味わいを楽しめます。
鰹料理以外にも、高知県産の野菜や地元の食材をふんだんに使用した土佐料理が豊富に揃っています。メニューには、土佐ジローの出汁巻き卵(968円)、うつぼの唐揚げ(1,408円)、鰹のなめろう(968円)、ちくきゅう(528円)、どろめ(748円)、土佐和牛赤身肉の鉄板ステーキ(2,398円)などがあります。また、土佐巻き(一本1,408円、ハーフ858円)や鰹の塩タタキの握り(968円)といった鰹寿司も楽しめます。デザートにはソフトクリームと芋天(638円)などがあり、幅広い料理が提供されています。
飲み物にもこだわりがあり、高知の食材に合う地酒が豊富に用意されています。店長がお料理との相性を考えて選んだ地酒は、辛口から甘口まで14種類が揃えられています。日本酒の飲み比べセットもあり、「美丈夫」「亀泉」「土佐鶴」の3種類の飲み比べが可能です。
「明神丸 はなれ」は、家族連れから友人、同僚との食事、デートや接待まで、幅広いシーンで利用できるお店です。お子様連れでも安心して利用できるよう、お子様セット(748円)も用意されています。落ち着いた雰囲気の中で、高知の味覚を存分に堪能できる場所として、地元の人々はもちろん、県外からの観光客にも人気が高いです。営業時間は月・火・木~日で17:00~23:00(料理L.O. 22:30、ドリンクL.O. 22:30)で、水曜日が定休日です。駐車場は店舗にないため、近隣のコインパーキングを利用することになります。オンラインでの予約も可能です。