高知県幡多郡大月町の柏島に佇む「柏島ヴィレッジ」は、美しいエメラルドグリーンの海を一望できる高台に位置する、食事処と宿泊施設を兼ね備えた魅力的な複合施設です。ダイビングスポットとしても知られる柏島の豊かな自然に囲まれ、非日常の体験を提供しています。
アクセスは、お車を利用の場合、高知自動車道 四万十町中央インターチェンジから国道56号などを経由し、町道43号で柏島方面へ約1時間50分で到着します。また、中村宿毛道路の宿毛和田インターチェンジからは車で約40分です。公共交通機関をご利用の際は、土佐くろしお鉄道宿毛駅から高知西南交通のバスに乗車し、柏島バス停で下車すると、そこから徒歩約4分でたどり着けます。なお、施設専用の駐車場はなく、約600メートル離れた柏島観光情報発信センター駐車場(1日500円)の利用が推奨されています。
店内に足を踏み入れると、広々として清潔感あふれるおしゃれな空間が広がります。テーブル席、カウンター席、そして座敷が完備されており、様々なシーンに対応可能です。風が心地よい時期には、テラス席で透明度の高い柏島の海を眺めながら食事を楽しむこともできます。店内は女子会やデートにも適した落ち着いた雰囲気で、バリアフリー設計や車椅子での入店にも配慮が行き届いています。
「柏島ヴィレッジ」の大きな特徴は、柏島産の新鮮な海の幸を存分に堪能できる点にあります。特に、港から一本買い付けた養殖本マグロを店舗で解体し、独自の基準で湿度や温度を保ちながら生のまま一ヶ月以上熟成させた「完全熟成生本マグロ丼」は、水分を極限まで抜き旨味を凝縮させた至極の一品として多くの人を魅了しています。このマグロは、水揚げから冷凍せずに出荷されるため、新鮮な味わいと旨みが際立ちます。運が良ければ希少部位を味わえる機会もあります。
ランチタイムには、看板メニューである「完全熟成生本マグロ丼」(6,600円)や、柏島の豊かな海で育ったマグロを堪能できる「柏島産 本マグロ丼」(3,850円)が人気です。魚料理以外にも、10種類のオリジナルスパイスを使用した「日替り10種のオリジナル柏島スパイスカレー」(1,100円)や、高知ならではの「土佐沖カツオ藁焼き塩タタキ丼」(2,420円)なども提供されており、幅広い好みに対応しています。
ディナーは、柏島ヴィレッジに宿泊する方限定でコース料理が用意されています。前菜や刺身盛り、メイン料理などが付く「お魚大好きコース」(3,300円)、「大満足コース」(6,600円)に加え、魚の王様である本マグロを贅沢に味わえる「特別な日 本マグロざんまいコース」(11,000円)など、柏島の旬の味覚を堪能できる内容です。生魚が苦手な方向けにパスタやハンバーグなどを盛り合わせた「生魚が苦手な方のワンプレート」(2,420円)や、12歳以下のお子様向けにアレルギーや好みに合わせて調理する「お子様プレート」(1,650円)も用意されており、細やかな配慮がうかがえます。
宿泊施設としては、全室ドミトリー形式でありながら、秘密基地のようなワクワク感を味わえる空間が魅力です。1人用の部屋のほか、4人部屋や6人部屋も完備されており、家族やグループでの利用も可能です。各部屋は鍵付きでプライバシーが保たれ、シャワールーム(3室、うち1室は女性専用)やトイレ(3室、うち1室は女性専用)は共用ですが、無料Wi-Fiやエアコン、空気清浄機が備え付けられています。
柏島ヴィレッジでは、一般的なサービスに加えて、いくつかの特別なサービスも提供しています。ランチタイムに10時から11時までに来店し、会計が2,000円以上の場合に10%割引となる「早割ランチ」サービスがあります。また、高知の龍馬パスポートを提示すると、ランクに応じたマグロ丼の割引やマグロ増量サービスを受けられます。さらに、自社農園や契約農家から仕入れた厳選野菜を使用するなど、地元の食材を大切にした料理提供にも力を入れています。時期によっては、お客様の目の前で迫力ある本マグロの解体ショーが開催されることもあり、食とエンターテイメントの両方を楽しめます。施設内で「ぐるめパーク」を運営しており、車中泊での利用も可能で、プレミアム会員にはランチで利用できる割引券が進呈されます。柏島ヴィレッジは、柏島の美しい自然の中で、高品質な食と心地よい宿泊体験を求める方々に最適な場所と言えるでしょう。