愛媛県松山市三番町に位置する「郷土料理 五志喜」は、伊予鉄道城南線の大街道駅から徒歩約5分から6分、県庁前駅からも徒歩約6分から7分の距離にあり、観光客はもちろん地元の人々にも親しまれてきた老舗の日本料理店です。中央郵便局のすぐ近くにあり、アクセスしやすい立地が魅力の一つと言えるでしょう。専用の駐車場はありませんが、近隣には複数のコインパーキングが点在しており、車での来店も可能です。
寛永12年(1635年)創業という380年以上の歴史を誇る「五志喜」は、五色そうめんの製造元である森川の直営店として、長年にわたり愛媛の郷土料理を提供し続けています。そのコンセプトは、「愛媛の味を大切に守り、瀬戸内の豊かな食材を活かした料理で人々をもてなすこと」。瀬戸内海で獲れる新鮮な魚介、地元で採れる旬の野菜、そして愛媛のブランド肉を使った一品料理まで、多岐にわたるメニューが用意されており、訪れる人々を愛媛の「おいしい」で満たします。店内は落ち着いた和の空間が広がり、接待や家族での食事、大切な人との会食、そして観光での利用にも最適な雰囲気を醸し出しています。
「五志喜」を訪れたらぜひ味わいたいのが、愛媛を代表する郷土料理の数々です。看板メニューの一つである「鯛そうめん」は、瀬戸内産の天然小鯛がまるごと一尾盛り付けられた姿身と、梅肉・卵黄・抹茶・そば粉などの天然食材で色付けされた美しい五色のそうめんが特徴で、見た目にも華やかな逸品です。また、愛媛には大きく分けて二種類の鯛めしがありますが、「五志喜」では両方を楽しむことができます。南予地方の郷土料理である「宇和島鯛めし」は、新鮮な鯛の刺身を醤油ベースの特製タレと生卵で絡めてご飯にかけるスタイルで、別名「日向飯」とも呼ばれます。「松山(北条)鯛めし」は、鯛の旨味がご飯に染み込んだ炊き込みご飯で、それぞれの鯛めしの食べ比べも可能です。
その他にも、愛媛名物のじゃこ天や、みかんの風味を活かしたみかんいなりなど、ユニークな郷土料理が提供されています。食事の予算としては、ランチは2,000円程度、ディナーは3,000円から4,000円程度が目安とされており、多彩なセットメニューや会席コースも充実しています。会席コースは5,000円から用意されており、個別盛りでの提供も可能なので、接待や大人数での利用にも安心です。飲み放題付きのコースも提供されており、地酒の品揃えも豊富で、愛媛の銘酒とともに郷土料理を堪能できます。中には「みかんビール」といった愛媛ならではの飲み物もあり、旅の思い出を一層深めてくれるでしょう。
総席数127席を誇る店内には、様々なタイプの座席が用意されています。掘りごたつ式の個室や座敷個室、テーブル席、ソファ席まであり、利用シーンや人数に合わせて選べるのが魅力です。2名から10名様向けの半個室や完全個室、さらには20名から60名まで利用できる座敷個室もあり、少人数での食事から大人数での宴会まで幅広く対応しています。プライベートな空間でゆっくりと食事を楽しみたい方には、完全個室の利用がおすすめです。
お客様への細やかな配慮も「五志喜」の特長です。海外からの観光客にも対応できるよう英語の多言語メニューが用意されており、言葉の壁を感じさせない工夫がされています。また、小さなお子様連れのお客様も安心して利用できるよう、申し出があればミルク用のお湯の提供や、子供用の食器の貸し出し、離乳食の持ち込みも可能です。家族旅行の食事処としても利用しやすい環境が整っています。一部のメニューはご飯がなくなり次第終了となる場合があるため、特に人気の高い料理を確実に楽しみたい場合は事前の予約が推奨されています。クレジットカードや電子マネー、PayPayなどのQRコード決済にも対応しており、支払い方法も多様です。