静岡県浜松市中央区雄踏町宇布見に佇む「和食 かなざわ」は、手間ひまかけた釜めしと季節の和食を心ゆくまで堪能できるレストランです。かつて浜松市西区に位置していましたが、行政区の再編により現在は浜松市中央区に属しています。交通アクセスは、JR東海道本線舞阪駅から車で約6分、地域住民にとってのランドマークであるイオン志都呂ショッピングセンターからは徒歩わずか3分と利便性が高く、遠鉄バスの「西行政センター入口」バス停からも徒歩約1分で到着できます。無料の駐車場も16台分完備されており、車での来店も安心です。
「和食 かなざわ」が提供する料理の核となるのは、厳選された素材と調理法によって生み出される釜めしです。使用されるお米は、契約農家から直接仕入れた静岡県産のキヌヒカリと、その都度精米されるきぬむすめを独自の割合でブレンドしたもの。これを生米の状態から一つずつ丁寧に釜で炊き上げるため、注文から提供まで約20分ほどの時間を要しますが、その待ち時間も期待感へと変わり、目の前に供されるふっくらと香り高い釜めしの味わいは格別です。定番の海鮮釜めし、ほたて釜めし、鶏ごぼう釜めしに加え、浜松を代表する食材である国産うなぎを用いた釜めしも人気を博しています。特にうなぎ釜めしは、そのままの美味しさを味わった後、提供される出汁をかけてお茶漬け風にするなど、二度楽しめる趣向が凝らされています。
釜めしと並び、旬の素材を活かした多彩な和食メニューも「和食 かなざわ」の魅力です。ランチタイムには、手軽な釜めしお手軽ランチ（1,100円）から、釜めしに天ぷらや刺身がセットになった釜めし弁当ランチ（1,518円）など、様々な定食が用意されています。彩り豊かな小鉢が多数並ぶ花かご膳（1,980円）や、新鮮な海の幸を味わえるお刺身膳（2,480円）も多くの客から好評です。ディナータイムには、釜めし膳のほか、特製天丼（1,680円から）や国産うな重（4,400円）といったご飯物、さらにはエビフライ、若鶏の唐揚げ、国産牛カットステーキ、天ぷらの盛り合わせなど、幅広い一品料理が揃い、訪れる人々の食の好みに応えます。
特別な日や会食の際には、人数や予算に合わせて選べる会席料理がおすすめです。おてがる会席（3,500円）、釜めし会席（4,300円から）、うなぎ会席（6,500円）などがあり、季節ごとの厳選された食材が贅沢に盛り込まれた料理の数々は、家族での食事会、ご友人との会食、さらには法事やお祝い事といった改まった席にもふさわしい内容となっています。特に、お子様の成長を祝うお食い初め（2,750円）や初節句、七五三などのお祝い事にも対応しており、家族の思い出に残る大切なひとときを過ごせるよう配慮されています。
店内は落ち着いた雰囲気が特徴で、客席の半数以上をテーブル席にリニューアルしています。これにより、座卓での食事が苦手な方でもゆったりと過ごせるようになりました。一方で、小さなお子様連れや、畳の空間でくつろぎたいというお客様のために、昔ながらのお座敷席も引き続き用意されています。女性用トイレにはお子様用の補助便座も設置されており、きめ細やかな配慮がうかがえます。店内は全面禁煙ですが、喫煙される方のために店外に喫煙スペースが設けられています。
「和食 かなざわ」では、テイクアウトメニューも充実しています。釜めし弁当や天丼弁当、国産うなぎかば焼き弁当といった定番の他、まとまった数の注文が必要なオードブルや、なごみ膳、みやび膳などの仕出し料理も承っています。特に釜めし弁当は生米から炊き上げるため、事前に電話での予約が推奨されており、オードブルや仕出し料理は3日前までの予約が必要となります。
定休日は毎週水曜日で、火曜日の夜はランチ営業のみとなる場合があります。来店する際は、事前に電話での問い合わせや、各種グルメサイトからのオンライン予約を利用するとスムーズです。釜めしと和食へのこだわりが光る「和食 かなざわ」は、浜松市で特別な食事体験を求める人々に、心温まるひとときを提供しています。
