静岡市葵区七間町に佇む「馳走佰年 覚弥別墅」は、徳川家康公のお抱え料理人であった伝説的な存在「岩下覚弥」の別荘（別墅）をコンセプトに、特別な客人をもてなす空間を現代によみがえらせた和食店です。青葉公園や市役所からほど近く、新静岡駅からは徒歩約8分、JR静岡駅からは徒歩約10分の場所に位置しており、アクセスしやすい立地でありながら、日常を離れた静謐なひとときを過ごせる隠れ家のような存在として知られています。専用駐車場はありませんが、近隣のパーキングエリアが利用できます。
店内は洗練されたモダンな和の空間が広がり、訪れる人々を非日常へと誘います。地下1階から3階まで多様な趣の座席が用意されており、用途に応じた選択が可能です。地下には最大18名まで収容可能な完全貸切のVIPルームがあり、プライベートな宴席に最適です。1階には2名から7名まで利用できる個室が6部屋設けられ、ゆったりと静かな時間を過ごしたい際に重宝します。2階には最大80名まで着席、立食では100名まで収容できる大宴会場があり、プロジェクターや音響設備も完備されているため、大規模な会合やパーティーにも対応できます。3階には小上がり席やテーブル席のほか、庭を臨むガーデンラウンジがあり、カウンター席とテーブル席で開放感のある雰囲気を楽しめます。掘りごたつ式の個室も複数用意されており、足を伸ばしてくつろぎながら食事を堪能できます。各フロア間はエレベーターで移動できるため、安心して利用できるのも魅力の一つです。
「馳走佰年 覚弥別墅」の料理は、「静岡の本物を伝える」という揺るぎないコンセプトに基づいています。静岡の豊かな自然が育んだ最高の食材を厳選し、贅沢に使用することで、その持ち味を最大限に引き出すことに注力しています。特に、富士山から湧き出る天然水を料理に使用している点は特筆すべきで、富士山特有のバナジウムを豊富に含んだ軟水が、食材本来の旨味を一層際立たせ、和食の繊細な風味を深めています。料理長を務める永野雅章氏は、「駿河の名工」や「ふじのくに食の都 仕事人」としても名高く、数々の受賞歴を持つ熟練の職人です。長年の経験で培われた確かな技術と、美しい和食を追求する包丁の切りつけへのこだわりが、一品一品に息づいています。
メニューは、天然南まぐろや由比港から直送される倉沢の鯵、太刀魚、金目鯛といった地魚をはじめ、駿河の海でとれる桜エビやしらす、折戸なすや静岡茶など、静岡ならではの旬の恵みをふんだんに取り入れた和食が中心です。約20種類の料理が彩り豊かに盛り付けられた「駿河竹籠会席」は、同店の人気コースの一つで、若鶏と根菜の水炊きや、土鍋で炊き上げる木ノ子御飯などが味わえます。飲み放題付きのプランも充実しており、平日限定のお得なコースも提供されています。アラカルトメニューも豊富で、家康公も好んだとされる「土鍋炊き鯛めし」は、富士山の天然水で炊き上げられた逸品として名物となっています。そのほか、「天然南まぐろと地魚の盛り合わせ」や、「匠の西京漬け」として提供される「銀鱈西京焼」、滋養強壮に良いとされる「すっぽん小鍋」、そして「利き酒師セレクト 地酒三種飲み比べ」など、静岡の食文化を存分に楽しめる品々が揃っています。コースの価格帯は4,500円から用意されており、飲み放題付きコースは6,000円から楽しめます。単品メニューも充実しており、天然南まぐろと地魚の盛り合わせは1人前1,680円から、土鍋炊き鯛めしは一合1,180円から提供されています。ランチは土日祝のみの営業で、平日は8名以上の事前予約制です。
特別なサービスとして、お茶のプロである茶師が淹れるお茶と季節のコース料理をペアリングして楽しめる「ティーペアリング」を提供しており、静岡ならではの新たな食体験を提案しています。また、テイクアウトサービスも利用でき、自宅で「馳走佰年 覚弥別墅」の味を楽しむことも可能です。細やかな気配りが感じられるサービスも特徴で、グラスが空くとすぐにスタッフが声をかけるなど、顧客への配慮が行き届いています。
