静岡県静岡市葵区人宿町に佇む「すし市」は、静岡市葵区人宿町1丁目3−17に位置し、電話番号は054-252-0456です。昭和53年の創業以来40年以上にわたり、親子二代で営まれる老舗の寿司店として、地域住民はもとより多くの人々から親しまれています。静岡鉄道新静岡駅から徒歩約12分、JR静岡駅からも徒歩約13分とアクセスしやすい場所にあり、七間町通りを西へ直進し、東宝シネマ会館の手前を右折、一つ目の交差点を越えてすぐの場所に紺色の暖簾が掲げられています。専用駐車場はありませんが、近隣にはコインパーキングが点在しているため、車での来店も可能です。
店内は、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと食事が楽しめる空間が広がっています。一歩足を踏み入れると、カウンターの目の前にはその日仕入れたばかりの旬の魚介類がずらりと並び、新鮮な素材を間近で感じられる臨場感あふれる体験ができます。熟練の大将による丁寧な仕事が施された一貫一貫の握りは、訪れる人々に感動を与えています。ただ新鮮な魚を出すだけでなく、魚の状態を見極め、時には数日間寝かせるなど、素材の持ち味を最大限に引き出すための仕込みにこだわりが光ります。固定されたメニューにとらわれず、旬の食材を最も美味しく提供するという「おまかせ」スタイルが、この店の大きな魅力の一つとなっています。
提供される料理は、駿河湾をはじめとする全国各地から厳選された旬の魚介を使った握り寿司が中心ですが、お寿司以外にも、素材の良さを活かした多彩な一品料理が豊富に揃っています。例えば、香ばしい「鮪のカマ焼き」や、季節ごとの海の幸を堪能できる「海鮮しゃぶしゃぶ」、とろけるような「トロの炙りを手巻きで」といった料理は、訪れるたびに異なる旬の味覚を楽しむことができます。また、「お刺身の盛り合わせ」は、その日の最も良い魚を選りすぐって提供され、見た目にも美しい盛り付けで食欲をそそります。日本酒との相性を追求した「ウマヅラハギの肝和え」や、クリーミーな味わいの「鱈の白子グラタン」など、独創的で芸術的なおつまみも用意されており、お寿司を待つ間も退屈させません。お食事の締めには、出汁の効いた温かいお味噌汁が提供され、心身ともに満たされるひとときを過ごせます。
ドリンクメニューには、お寿司や魚料理と相性の良い静岡の地酒が豊富に取り揃えられています。定番のエビス生ビールをはじめ、喜久酔 特別純米や麦 壱岐といった厳選された日本酒や焼酎も用意されており、好みに合わせて選ぶことができます。価格帯としては、ディナーで一人あたり7,000円から10,000円程度が目安となるでしょう。コース料理も充実しており、「すし市の海鮮和食宴会コース」は5,500円(税込)から、カウンター席限定の「おまかせコース」は6,600円(税込)から提供されています。予算や好みに応じて、店主と直接相談してオリジナルのコースを組むことも可能です。
座席は、総席数31席または33席と情報に若干の差がありますが、ゆったりとした空間が確保されています。板前の技を間近で見られるカウンター席は9席、気軽に利用できる1階の小上がり座敷席は4席設けられています。さらに、2階には完全個室の宴会場が完備されており、6名用と12名用の個室は、つなげることで最大20名までの宴会に対応可能です。家族での食事から、友人との会食、会社の宴会、接待、そして記念日やサプライズなど、様々なシーンで利用できます。
「すし市」では、お客様が特別な時間を過ごせるよう、きめ細やかなサービスが提供されています。特に記念日や誕生日といったお祝いの席では、事前に相談すれば花束の代行手配も5,500円(税込)から依頼できます。また、カウンター席や1階の小上がり席限定で、日本酒2種の飲み比べプレゼントや、刺身盛り合わせの注文で一品追加サービスといった特別なクーポンが利用できることもあります。各種コースを注文した際には、お刺身一種の追加や、女将特製のデザートが付く特典も用意されており、より満足度の高い食体験が期待できます。一般的なサービスを除き、ドリンクの持ち込みも可能であり、お客様の特別な要望にも柔軟に対応しています。
営業時間は月曜日から土曜日の17時から翌1時までで、料理のラストオーダーは翌0時30分、ドリンクのラストオーダーも翌0時30分です。定休日は日曜日ですが、事前に相談すれば日曜日の営業や昼間の宴会にも対応してくれる場合があります。支払いは各種クレジットカードやPayPay、d払い、au PAYなどのQRコード決済も利用可能です。全席禁煙で、店外に灰皿が設置されています。乳児から小学生まで、お子様連れでも安心して利用できる環境が整っており、無料Wi-Fiも完備されているため、快適な時間を過ごすことができるでしょう。