名古屋市千種区山門町の閑静な住宅街にひっそりと佇む「Bar CASK(バー カスク)」は、名古屋市営地下鉄東山線覚王山駅2番出口より徒歩約2分という好立地にありながら、隠れ家のような雰囲気を醸し出すオーセンティックバーです。建物の地下1階に位置し、扉を開けるとウイスキーの芳醇な香りが訪れる人を迎え、まるで実家に帰ってきたかのような安らぎと居心地の良さを提供しています。1998年の創業以来、質の高いお酒と料理、そして温かい空間で多くの人々に愛され続けています。
「Bar CASK」の大きな特徴の一つは、ウイスキーへの深いこだわりです。店主はサントリーバー本店での経験を活かし、独学でウイスキーの樽熟成を行っています。これにより、同じお酒であっても香りと味が変化し、時に全く異なる表情を見せる唯一無二の樽ウイスキーを提供しています。ボトルウイスキーも幅広いラインナップを誇り、レギュラーボトルからジャパニーズウイスキー、さらに樽の個性を強く感じられる希少なボトルまで、多様な選択肢が揃っています。また、伝統的なカクテルについても、素材一つ一つを吟味し、試行錯誤を重ねて辿り着いた現在の味が楽しめます。特に、樽ウイスキーを用いた「樽熟成カクテル」は、この店ならではの特別な一杯として知られています。
ビールにも並々ならぬこだわりを持ち、国内外のクラフトビールを常時約20種類取り揃え、ドラフトビールも常に3種類を提供しています。ホースを通る際のビールへのストレスを最小限に抑え、本来の味を大切にする注ぎ方を徹底することで、「バーで飲める上質なビール」を実現しています。きめ細やかな泡とクリアな喉越しが特徴のエーデルピルスなど、希少な銘柄に出会えることもあります。
お酒だけでなく、フードメニューも充実しており、その品質の高さは多くの訪問者から好評を得ています。フレンチシェフとアイデアを出し合いながら考案される創作メニューは季節ごとに内容が変わり、訪れるたびに新たな味の発見があります。中でも「Bar CASK」を語る上で欠かせないのが、10年以上変わらない味として愛され続けている名物「青森産けんこう豚のロースカツサンド」です。質の良い脂で揚げられたカツはしつこさがなく、サクサクとした食感のパンと、複数のソースをオリジナルでブレンドした特製ソースが絶妙なハーモニーを生み出します。深夜に食べても胃もたれしにくいと評される、罪悪感の少ない逸品です。その他、20年以上の喫茶店経験を持つ店主が提供する、ふわふわ卵がパスタを優しく包む「鉄板ナポリタン」や、ボウモアウイスキーで漬け込んだスモークサーモン、フレンチでも使用される高級食材マトウ鯛を使った自家製タルタルソース添えのフィッシュ&チップスなど、バーでありながら本格的な食事が楽しめます。
店内はアンティークのインテリアが配され、重厚な一枚板のカウンター席が9席、テーブル席が10席の全19席で構成されています。個室は設けられていませんが、貸切での利用も可能です。全席喫煙可能となっており、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと時間を過ごすことができます。支払いには各種クレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX、Discover)、電子マネー(楽天Edy、nanaco、QUICPay、WAON、Suica、PASMO、ICOCA、iD、ApplePay)、QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、au PAY)が利用でき、利便性も高いです。平均的なディナー予算は3,000円から3,999円程度で、別途チャージ料として500円がかかります。お酒初心者の方にも配慮し、メニューには各お酒の丁寧な説明が添えられており、安心して好みのドリンクを選ぶことができます。仕事終わりの一杯から、大切な人との語らい、そして一日の締めくくりまで、様々なシーンで心穏やかな時間を提供してくれる、大人のための隠れ家バーです。