愛知県豊川市幸町27に位置する「むすび茶屋」は、豊川稲荷の総門から徒歩2~3分、JR飯田線豊川駅西口および名鉄豊川稲荷駅からはいずれも徒歩5~7分程度の好立地にあります。車でのアクセスも良好で、豊川インターチェンジから約10分。敷地内には8台分の駐車場を完備しており、豊川商店街駅前駐車場(三菱東京UFJ銀行横)を利用した場合も無料駐車券の提供があるため、遠方からの訪問者も安心して立ち寄ることができます。
豊川稲荷の門前で長年愛されてきた「門前そば山彦」の姉妹店として、2017年12月に開業した「むすび茶屋」は、2023年に精進喫茶店としてリニューアルし、体に優しい和食と甘味を提供するお店として、その魅力をさらに高めています。店内は落ち着いた雰囲気と明るさを兼ね備え、おしゃれな空間が広がっており、ファミリー層にも親しまれています。バリアフリーにも対応しており、車椅子での入店も可能です。
むすび茶屋の代名詞ともいえるのが、第8回豊川おもてなしレシピグランプリで優秀賞を受賞した「穂な実いなり」です。狐がくわえている巻物をイメージして酢飯を油揚げでくるりと包んだこのいなり寿司は、素材への徹底したこだわりが光ります。油揚げは丁寧に油抜きをしてから3日間かけてじっくりと味を含ませており、口に含むとジューシーな出汁の旨みが広がる上品な味わいです。使用するお米は、豊橋の米農家「河合晃」氏が手掛けた、大粒でモチモチとした食感が特徴の希少な「女神のほほえみ」。胚芽を残した8分づきで炊き上げることで、ビタミンやミネラルが豊富な美容健康米としての価値も提供しています。定番のシンプルな「白いなり」と、豊川市が生産量日本一を誇る大葉を使用した香り豊かな「しそごま」の2種類が楽しめます。
メニューは、いなり寿司のほか、伝統の自家製手打ちめんを用いたきしめん、そば、うどん、味噌煮込みうどん、天丼などの食事メニューが充実しています。中でも「精進きしめん 穂な実いなり付」は、昆布と椎茸からとった芳醇な出汁と、滑らかな舌触りで喉越しの良い幅広のきしめんが絶妙な一品で、価格は1,300円です。また、豊橋産「女神のほほえみ」の玄米団子と自家製あんこを使った「ぜんざい」は700円で提供されており、こだわりの甘味も楽しめます。季節限定メニューとして、夏には「梅おろしきしめん」なども登場します。コーヒーやケーキ、米粉ケーキなど、カフェとしての利用も可能です。
お食事の予算は、ランチ利用であれば一人あたり1,000円以内が目安とされており、手軽にこだわりの味が楽しめる価格帯です。店内にはテーブル席と広々とした座敷席が合わせて40席用意されており、ゆったりと食事の時間を過ごすことができます。個室やソファ席、カウンター席、テラス席は設けられていません。
特別なサービスとして、お子様連れの利用を歓迎しており、乳幼児から小学生まで対応可能です。離乳食の持ち込みやアレルギー食の相談にも対応してくれるため、小さな子供と一緒でも安心して食事ができます。テイクアウトも可能で、自宅でむすび茶屋の味を楽しむこともできます。また、貸切での利用も相談可能で、20人から最大50人までの宴会に対応できます。ペット同伴については、店外での利用が可能です。豊川稲荷の参拝前後や観光の合間に、心と体に優しいひとときを過ごせる「むすび茶屋」は、地域に根差した温かいおもてなしで訪れる人々を迎え入れています。営業時間は10時から17時までで、木曜日と第三水曜日が定休日となっています。