名古屋市千種区楠元町に位置する「鉄板鶏舎 tori to tamago」は、地下鉄東山線および名城線の本山駅から徒歩約2~4分という近さでアクセスしやすい場所に店を構えています。喧騒から少し離れた閑静な住宅街に佇むこの店は、「小さな大人の憩いの場」をコンセプトに掲げ、訪れる人々が肩ひじ張らずに心地よい時間を過ごせる空間を提供しています。店内は洗練された雰囲気でありながらも、温かみのある居心地の良さが感じられます。オープンキッチンが特徴的で、カウンター席では目の前でオーナーが厳選した食材を調理する様子を眺めることができ、食事の期待感を高めます。デートでの利用にもおすすめのカウンター席は、会話を楽しみながら食事を堪能したい客層にも好評です。
「鉄板鶏舎 tori to tamago」の最大の魅力は、その名の通り「鶏」と「卵」への並々ならぬこだわりです。特に注目すべきは、年間出荷数がわずか1万羽と極めて希少とされる「幻の地鶏 土佐ジロー」を、名古屋で唯一提供している点です。高知県でもごく限られた店舗しか扱えないこの貴重な地鶏は、土佐ジロー協会会長の鶏舎から直接仕入れており、その中でも最上級の品質を誇ります。鮮やかな色合いと全く臭みのない点が特徴で、通常の鶏肉ではなかなかお目にかかれないトサカや白子といった希少部位も楽しめます。鮮度抜群の地鶏のお刺身盛り合わせは、その旨味や癖のなさ、独特の食感、そして美しい色合いで、他の地鶏とは一線を画す味わいを提供しています。この刺身は特に人気が高く、事前の電話予約や取り置きが推奨されています。土佐ジローのもも肉を柚子胡椒で仕上げた一品は、皮目がパリッと香ばしく焼き上げられ、肉質はもちもちとした弾力があり、土佐ジローならではの食感を存分に堪能できる逸品です。
鶏肉だけでなく、「tori to tamago(鶏と卵)」の名の通り、卵料理にも深いこだわりが見られます。厳選された卵を使用した「出し巻たまご」は、上品な甘みが特徴で、大根おろしと共に優しい味わいが口いっぱいに広がります。その他にも「チーズのような卵黄」といった、独自の工夫が凝らされた卵料理がメニューに並びます。さらに、農家から直送されるブランド野菜もふんだんに使用されており、素材本来の美味しさを最大限に引き出すための工夫が日々重ねられています。これにより、鶏肉や卵との相性も抜群で、バランスの取れた食事が楽しめます。
提供されるメニューの価格帯は、ディナーでおおよそ4,000円から10,000円程度と見込まれます。希少な土佐ジローを使用した料理は、土佐ジローもも肉の柚子こしょう仕上げが2,200円、地鶏お刺身盛り合わせが一人前1,650円(2人前から注文可能)、出し巻たまごが880円(いずれも税込)などと設定されています。ドリンクメニューも充実しており、イタリアのビールや日本酒、焼酎、ワイン、カクテルなど、料理に合う幅広い選択肢が用意されています。
座席数は16席程度とされており、少人数での利用に適したアットホームな雰囲気が魅力です。特別なサービスとしては、サプライズ対応や祝い事への配慮も可能とされており、記念日や接待など、様々なシーンでの利用が想定されています。また、席のみの予約の場合、一人あたり880円の席料がかかる場合があります。店内は全席禁煙となっており、煙草の煙を気にすることなく食事を楽しめます。クレジットカードはVISA、Mastercard、Amex、Diners、JCBが利用可能です。希少な食材を丁寧に調理し、訪れる人々に心豊かな食体験を提供する「鉄板鶏舎 tori to tamago」は、名古屋で鶏料理を深く味わいたい方におすすめの隠れ家的な存在と言えるでしょう。