名古屋市中村区松原町にひっそりと佇む「バナナの小さなテーマパーク banana王国」は、バナナをこよなく愛する人々を魅了する、ユニークなカフェとして知られています。名古屋市営地下鉄東山線本陣駅の3番出口から歩いて約3分、または4番出口から徒歩約5分という便利な場所にあり、赤い販売ワゴンが目印のため、初めて訪れる方でも見つけやすいでしょう。
このお店は、100年以上にわたり名古屋でバナナの卸問屋を営んできた老舗「成田商店」の4代目が、2020年に「バナナの王様」として「バナナの小さなテーマパーク」をコンセプトにオープンしました。バナナが持つ美容や健康効果に着目し、その魅力を最大限に引き出した、こだわりのドリンクやスイーツを提供しています。
店内は、青空が広がるバリ島のようなリゾート感を演出しており、訪れるだけで心が和むような空間が広がっています。また、バナナ卸問屋として培われてきた100年の歴史を感じさせる品々が飾られており、バナナの奥深さに触れることができます。かつてバナナの追熟に使われていた地下室を見学できるなど、お店の歴史とバナナへの情熱を感じられる、特別な体験も用意されています。
提供されるメニューは、バナナの専門店ならではの豊富なバリエーションが特徴です。中でも「プレミアムバナナジュース」は、長年の経験から導き出された黄金比で調合されており、ミルク、豆乳、アーモンドミルク、甘酒の4種類から好みのベースを選んで楽しむことができます。食事メニューとしては、揚げバナナがトッピングされたトマトベースのグルテンフリーカレー「王国カレー」や、ドッグパンに揚げバナナ、カレー、レタスを挟んだ「バナナカレードッグ」などがあり、意外な組み合わせが新たな味覚の発見をもたらします。
スイーツも充実しており、濃厚ながらも甘さ控えめで意外とあっさりとした「バナナチーズケーキ」は、バナナとクリームチーズの相性の良さを感じさせます。温かいクロワッサン生地のデニッシュパンに冷たい生バナナソフトクリームが乗った「王様ソフト」は、その温度差と食感のコントラストが魅力的な一品です。その他にも、米粉の衣で揚げたバナナをシナモンシュガーやココアパウダー、ピンク岩塩、ブラックペッパーの4種類のフレーバーで楽しめる「ピサンゴレン」や、生のバナナを使用した「生バナナソフトクリーム」、パリパリの最中と生バナナアイスクリームの組み合わせが楽しい「もなかアイス」、そしてワッフルコーンにホイップ、バナナ、チョコソース、バナナカスタードクリームがたっぷり詰まった「バナナブリュレ」など、バナナを存分に堪能できるメニューが揃っています。季節限定のドリンクやデザートも登場し、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。
メニューの価格帯は、「王国カレー」が880円、「バナナチーズカレードッグ」が580円、「バナナチーズケーキ」が500円、「王様ソフト」が550円など、全てのメニューが税込価格で提供されています。
店内にはカウンター席が設けられており、感染症対策として仕切りが設置され、他グループとの相席は行っていません。これにより、安心して食事や休憩を楽しむことができます。
営業時間は通常11時から19時までで、月曜日と火曜日が定休日ですが、イベント出店などにより臨時休業となる場合があるため、来店前に確認することをおすすめします。支払いには各種電子マネー、QRコード決済、各種カード決済が利用可能です。駐車場は完備されていないため、公共交通機関でのアクセスが便利です。