愛知県名古屋市中区栄4丁目、都会の喧騒の中にありながら、異国情緒あふれるミャンマー料理の本格的な味わいを堪能できる「トゥゲチン」は、地下鉄栄駅から徒歩10分から12分、また矢場町駅からも547mとアクセスしやすい場所に位置する隠れ家的な飲食店です。2021年12月に開店したこの店は、店名である「トゥゲチン」がビルマ語で「友達」を意味する通り、訪れる人々を温かく迎え入れるような雰囲気が漂っています。美吉ビルの2階に上がると、まるで現地のスナックのような入口が広がり、一歩足を踏み入れれば、そこはまるでミャンマーの日常が息づく空間。店内は、訪れるスタッフやお客様の多くがミャンマーの方々で、壁に貼られた表示もミャンマー語が中心という、非常に現地の雰囲気を感じられる造りとなっています。
トゥゲチンで提供される料理は、他ではなかなか味わえない珍しいミャンマー料理の数々です。ミャンマーを代表する麺料理「モヒンガー」は、魚介の出汁が効いた奥深いスープが特徴で、その本格的な味わいは多くの常連客を魅了しています。カレー風味の骨つき鶏もも肉を使った炊き込みご飯「ダンバウ」は、長米の赤、黄、白の色むらが食欲をそそる一品で、ビリヤニ定食としても人気を集めています。発酵させたお茶の葉と揚げたナッツ、干しエビなどを混ぜて食べる伝統的なサラダ「ラペットゥ」は、ミャンマー料理初心者にもおすすめの、多様な食感と風味が楽しめる逸品です。他にも、三角の揚げ物スナック「サモサ」や、カリッとサクサクの食感が魅力の皮付き豚バラ肉、甘辛く煮込まれた豚足煮込み、さらには蟹と春雨の少し辛い煮込みなど、多種多様なヒン(煮込み料理)が提供されており、どれもご飯との相性が抜群です。野菜料理や魚料理にもこだわりが見られ、ミャンマー現地の家庭料理を忠実に再現した品々が並びます。メニューはミャンマー語表記が主ですが、日本語での説明も受けられるため、安心して様々な料理を試すことができます。ランチタイムは1000円以下で楽しめ、ディナータイムは2000円から3000円程度の予算で、本場のミャンマー料理をお腹いっぱい堪能できると評判です。
店内にはソファー席が設けられており、落ち着いた空間でゆったりと食事を楽しむことができます。個室の用意はありませんが、20名から50名程度までの貸切利用も可能で、グループでの利用にも対応しています。全席禁煙のため、快適な環境で食事ができます。駐車場は完備されていませんが、近隣にはコインパーキングが点在しているため、車での来店も可能です。家族連れや子供連れでも利用しやすい雰囲気があり、幅広い層のお客様に親しまれています。特に土曜日や日曜日は、昼夜を問わずミャンマーの方々で賑わうことが多く、現地の活気を感じられるでしょう。また、店内にはカラオケ設備も備わっており、食事だけでなく、エンターテイメントも楽しむことができるのがトゥゲチンの特徴の一つです。テイクアウトも可能なため、自宅で本格的なミャンマー料理を味わうこともできます。さらに、店内でミャンマーの食材や薬が販売されていることもあり、単なる飲食店に留まらない、文化交流の場としての側面も持ち合わせています。トゥゲチンは、名古屋で本場のミャンマーの味と文化に触れたい方にとって、まさに理想的な場所と言えるでしょう。