愛知県名古屋市中区栄に位置していた「THE SHISHA HOUSE 名古屋栄店」は、かつて都会の喧騒から離れて心ゆくまでリラックスできる「疲れた大人のオアシス」をコンセプトに掲げ、多くの人々に愛されたシーシャ・水タバコの専門店でした。特に「遊びと癒し」の融合を追求し、シーシャとともに様々な楽しみ方を提供していたことが特徴的です。名古屋のシーシャ文化における「爆煙」のトレンドも取り入れ、視覚的にも楽しめるシーシャを提供していました。
アクセスは非常に良好で、地下鉄名城線の矢場町駅6番出口から徒歩約4分、または地下鉄東山線・名城線の栄駅8番出口から徒歩約6分と、主要駅からのアクセスに優れていました。店舗は住吉ビルSOKの2階に位置していましたが、2022年12月1日のリニューアルオープン後は1階と2階の全面がシーシャハウスとして営業され、より広々とした空間でシーシャ体験を提供していました。
店内の特徴としては、豪華なシャンデリアが輝く高い天井と開放感あふれる空間が挙げられます。座席は全席ソファ席で統一されており、ゆったりとくつろげるプライベートな雰囲気が演出されていました。さらに、全席に電源と無料Wi-Fiが完備されており、シーシャを楽しみながら作業やネットサーフィンを行うことも可能でした。店内には100インチの大型スクリーンモニターが複数設置されており、スポーツ観戦をしながらシーシャを満喫できるといった、エンターテイメント性も兼ね備えていました。
座席の種類も豊富で、プライベートな時間を過ごせる扉付きの完全個室や、デート利用に最適なカップル個室が2部屋、さらにはカラオケを楽しめるVIPルームが2部屋設けられていました。一人でゆっくりとシーシャを堪能したい方向けのカウンター席もあり、多様なシーンに対応できる空間設計が魅力でした。
提供されるメニューは、業界最多を誇る豊富なフレーバーの種類が自慢で、お客様の好みに合わせて1000通り以上のミックスフレーバーを提案できる知識と技術を持っていました。普段タバコを吸わない方や女性にも安心して利用できるよう、ニコチン・タールフリーのノンニコチンフレーバーも数多く取り揃えられていました。シーシャ台の料金は一台あたり2,500円(税別)で、複数人でシェアする場合は1名につき1,000円(税別)のシェア料金が設定されていました。チャージ料金は時間帯によって異なり、13時から20時までは1時間あたり1名500円(税別)、20時から翌5時までは1時間あたり1名700円(税別)でした。
さらに、アイスシーシャ、アルコールシーシャ、フルーツシーシャ、カラー(ラメ)シーシャ、レーザーシーシャ、フレーバーチェンジといったオプションが無料で提供されていたのも特徴で、シーシャをより深く楽しむためのサービスが充実していました。特に、途中でシーシャの味がぼやけてきた際にも追加料金なしでフレーバーのトップを交換できるサービスは、長時間滞在するお客様にとって喜ばれていました。
ドリンクメニューも充実しており、ビールやワイン、ウイスキー、カクテルといったアルコール類から、コーヒーやカフェオレ、紅茶、各種ジュースなどのソフトドリンクまで、合計120種類以上のドリンクが用意されていました。昼間はカフェとして、夜はバーとして、時間帯や気分に合わせて様々な使い方ができたため、昼飲みやコワーキングスペースとしての利用も推奨されていました。フードの持ち込みは可能でしたが、匂いの強いものや飲み物の持ち込みは控えるように案内されていました。CBDの取り扱いもあり、多様なニーズに応えていました。
特別なサービスとしては、店舗が指定する情報サイトを見たことを伝えるとアイスホースオプションが1本無料になるサービスや、来店ごとにスタンプが貯まり特典が受けられるスタンプカード、そして大人数での利用やパーティーに最適な貸切営業も可能でした。予約は公式ホームページやLINE公式アカウントからも受け付けており、スムーズな来店をサポートしていました。支払い方法も、各種クレジットカードやPayPayなどの電子マネーに対応しており、利便性も考慮されていました。
しかしながら、「THE SHISHA HOUSE 名古屋栄店」は、2024年6月29日(土)をもって閉店いたしました。約6年間の営業を経て、名古屋のシーシャ文化の一翼を担った店舗としての歴史に幕を下ろしました。