名古屋市中区栄に位置する「肝料理専門店 肝屋 嘉正亭 みその」は、その名の通り、多種多様な肝料理を専門に提供する希少な居酒屋です。名古屋市営地下鉄東山線または鶴舞線の伏見駅から徒歩数分という便利な立地で、御園座会館の近くに店を構えています。新鮮な食材へのこだわりが強く、北は青森から南は熊本まで、全国各地の生産者から直接仕入れることで、鮮度の高い希少な部位も安定して提供しています。馬、牛、豚、鶏、そして魚まで、幅広い種類の肝料理が楽しめるのが大きな特徴で、オーナー自らが厳選した食材を、熟練の料理人たちが一つ一つ丁寧に調理しています。
店内は和モダンで落ち着いた雰囲気が漂い、お客様が気軽に立ち寄れる親しみやすい空間がコンセプトとされています。もともとは異なる雰囲気でしたが、現在のオーナーが引き継いでから、お客様の目線に立った温かみのある店づくりを目指し、料理、スタッフの服装、内装に至るまで一新されました。
提供されるメニューは肝料理が全体の約8割を占め、そのバラエティ豊かなラインナップが訪れる人々を魅了します。特に人気の高い逸品として、「肝刺し4種盛」は熊本直送の馬レバー刺しを含む、口の中でとろけるような美味しさが好評です。低温調理でしっとり滑らかな食感に仕上げられた「牛レバー刺し」も、ここでしか味わえないと評判のメニューです。創業以来の名物である「肝屋特製ニラレバ炒め」は、名古屋で一番美味しいニラレバを目指して味付けと内容を一新した自慢の一皿として提供されています。冬場には「牛もつコラーゲン鍋」や「まるごとあん肝鍋」といった鍋料理も人気を集め、ぷりぷりのもつや濃厚なあん肝を存分に堪能できます。その他にも、カニ肝クリームコロッケ、近江牛のハツ刺しやカルパッチョ、牛タン刺し、低温調理された鶏レバーや砂肝の刺身など、珍しい肝料理が多数用意されています。また、馬刺しの盛り合わせも「松」「竹」「梅」と様々な価格帯で提供されており、肝以外の肉料理も充実しています。食事の締めには、雑炊、ラーメン、うどんなどが選べ、元祖もつラーメンや肝っ玉ごはんといったご飯ものも好評です。デザートには、肝屋プリンや手作りチーズケーキなどが用意されています。
料金については、ディナータイムの予算はおおよそ4,000円から5,000円程度とされており、様々な肝料理を気軽に楽しめる価格設定です。宴会や特別な食事には、複数のコース料理が用意されており、飲み放題付きで5,500円から7,500円程度のコースがあります。これらのコースには、自慢の肝刺しや鍋料理など、肝屋の魅力を凝縮した内容が盛り込まれており、二名から利用可能です。テイクアウトやデリバリーにも対応しており、手作りレバカツやカニ肝クリームコロッケ、肝麻婆豆腐など、自宅でも肝屋の味を楽しめるように配慮されています。
座席は、用途や人数に合わせて多様なタイプが用意されています。掘りごたつや座敷席のほか、二名から五名で利用できるテーブル個室、そして接待にも最適な六名程度の完全個室が完備されています。一階には厨房に隣接したカウンター席も設けられており、お一人様から少人数での利用にも適しています。店内全体で70席以上が用意されており、ゆったりと食事の時間を過ごすことができます。また、お子様連れでも安心して利用できるよう配慮されています。店内は基本的に喫煙可能ですが、一階の席は禁煙とされており、分煙が進められています。会計時には主要なクレジットカードやPayPayなどのQRコード決済も利用可能で、利便性が高いです。食事の際には別途席料が発生する場合があります。