愛知県名古屋市中区栄に店を構える「四川伝統火鍋 蜀漢 – ショクカン – 栄」は、本場四川の奥深い火鍋を心ゆくまで堪能できる専門店です。名古屋市営地下鉄名城線矢場町駅からは徒歩約6分、名古屋市営地下鉄東山線栄駅からは徒歩約8分の距離に位置し、アクセスに便利な立地でありながら、一歩足を踏み入れるとそこはまるで中国の異郷へ誘われたかのような空間が広がります。近隣の「木曽路瓦町店」の向かいにあり、名古屋の喧騒の中にありながらも、日常を忘れさせる非日常的な体験を提供しています。
この店舗のコンセプトは、中国古来の「医食同源」の思想に基づいています。食事を通じて健康を維持し、美容を育むという考え方を大切にし、体に優しくヘルシーな火鍋を提供しています。本場中国から直接仕入れたという数十種類もの漢方を独自に調合して作られる秘伝のスープは、濃厚でありながらも、ただ辛いだけではない複雑な旨味と刺激が特徴です。特に、同店の代名詞ともいえる「九宮格火鍋」は、鍋が九つの仕切りで区切られているのが最大の魅力です。これにより、温度が高い中央部分では肉をサッと茹で、周囲の比較的穏やかな部分では野菜などをじっくり煮込むといった、具材ごとに最適な火加減で調理を分けることが可能です。これにより、異なる具材それぞれの持ち味を最大限に引き出し、味と食感のコントラストを存分に楽しむことができます。スープの種類も豊富で、定番の九宮格火鍋のベーススープのほか、トマトの酸味が効いた「番茄鍋」、きのこの旨味が凝縮された「菌湯鍋」、まろやかな味わいの「濃湯鍋」などがあり、さらに二種類のスープを同時に楽しめる「鴛鴦鍋(二色鍋)」も選べ、その日の気分や好みに合わせて様々な味の組み合わせを試すことができます。辛さのレベルも調整可能で、辛いものが苦手な方から本場の刺激を求める方まで、誰もが楽しめるよう配慮が行き届いています。
火鍋に投入する具材は、新鮮な肉類、独特の食感が楽しめるハチノスやセンマイといった中国ならではの内臓類、プリプリの海鮮、シャキシャキの新鮮野菜など、約80種類もの豊富なラインナップが揃っています。これらの具材は、まるで回転寿司のように冷蔵ショーケースに並べられており、お客が自由に選んで取るスタイルが採用されています。これにより、自分のペースで、本当に食べたいものだけを選び、心ゆくまで火鍋を堪能できます。さらに、火鍋の味を決定づけるつけダレも、多種多様な薬味や調味料が並ぶ「つけダレバー」で、お客自身が自由に調合してカスタマイズできるのが大きな特徴です。自分だけのオリジナルブレンドのタレで、無限の味のバリエーションを発見する楽しみがあります。一品料理も充実しており、本場の味を再現した水餃子やスープワンタン、そして特に評判の高い「汁なし担担麺」など、火鍋以外の四川料理も楽しめます。
店内の空間は、黒を基調とし、鮮やかな赤がアクセントとして随所に配された、中国情緒あふれる装飾で統一されています。天井からは、四川の伝統工芸品である油紙傘が吊るされ、柔らかな光を放ち、壁には中国の歴史を感じさせる色とりどりのお面が飾られています。店内の家具や調度品は、すべて中国から直接取り寄せた職人の手によるもので、その細部にまでこだわった造りは、まるで中国の美術品を鑑賞しているかのような感覚を覚えます。この独特の雰囲気は、普段とは一味違う女子会や宴会を演出するのに最適で、多くの人々を魅了しています。
座席は、ゆったりと寛げるソファー席と、気軽に利用できる椅子席の二種類が用意されており、利用シーンや人数に応じて選ぶことができます。テーブル席は6名様用の片側ソファー席が2卓、4名様用の片側ソファー席が7卓、そして6名様用の椅子席テーブルが1卓、4名様用のテーブル席が3卓配置されており、総席数は60席です。個室の用意はありませんが、店内は広々としており、車椅子やベビーカーでの入店もスムーズです。さらに、50名様から最大58名様までの貸切にも対応しているため、会社の宴会や大人数での集まりにも利用できます。お子様用の席も用意されており、家族での食事にも安心して利用できる配慮がされています。
営業時間は毎日17時から翌1時まで(ラストオーダーは0時)で、年中無休で営業しているため、仕事帰りや休日の食事、深夜の利用にも便利です。ディナーの平均予算は3,000円から5,000円程度で、リーズナブルな価格で本格的な火鍋を味わうことができます。支払い方法には、主要なクレジットカードやPayPayなどのQRコード決済も対応しており、利便性も高いです。テイクアウトも可能で、本場の火鍋の味を自宅で楽しむこともできます。また、感染症対策として、モバイルオーダーシステムの導入、店内の換気設備の強化、頻繁な消毒作業などが徹底されており、来店客が安心して食事を楽しめる環境づくりに努めています。