かつて愛知県岡崎市明大寺町川端8番地1に位置していた「すし居酒屋 すしまる」は、名鉄名古屋本線東岡崎駅北口からわずか徒歩約1分の距離にあり、駅からのアクセスに非常に恵まれた立地が特徴でした。この地は、かつて札幌牛亭の跡地として知られ、2022年3月10日に「居酒屋寿し すしまる」として新たにオープンしました。
「すし居酒屋 すしまる」は、「本格お寿司×居酒屋」という当時としては新しいジャンルのコンセプトを掲げ、本格的な寿司と居酒屋の雰囲気を融合させた空間を提供していました。自慢は、徹底して本マグロのみを使用するというこだわりで、新鮮なネタの寿司はもちろんのこと、厳選された食材を使用した種類豊富な天ぷらなど、本格的な居酒屋メニューも充実していました。食事を楽しむ目的でも、お酒を楽しむ目的でも気軽に立ち寄れる、幅広いシーンに対応可能な店舗として地域に親しまれていました。
提供されていたメニューの中でも特に注目を集めたのは、「赤字覚悟 はみだしすぎちゃったトロ鉄火」でした。これは本マグロの中トロを贅沢に使用し、その名の通りシャリから大きくはみ出すほどのボリュームが特徴で、多くの利用客に驚きと満足感を提供していました。また、「赤字覚悟 浦島太郎の玉手箱」というユニークな一品も人気で、升の中にカニ、カニ味噌、イカ、ウニ、甘エビ、イクラなどが彩り豊かに盛り込まれ、まるで宝石箱のような見た目と味わいで視覚と味覚の両方を楽しませました。
座席は、気軽に立ち寄れるカウンター席と、ゆったりと過ごせるテーブル席が用意されており、総席数は約30席でした。個室は設けられていませんでしたが、そのカジュアルな雰囲気は一人での利用から少人数のグループでの食事まで、幅広い層に支持されていました。店内は全席禁煙で、クリーンな環境で食事を楽しむことができました。営業時間は月曜日から土曜日の17時から24時(ラストオーダー23時30分)までで、日曜日は定休日でした。支払いはPayPayなどのQRコード決済も利用可能で、利便性も兼ね備えていました。
しかしながら、「すし居酒屋 すしまる」は、2024年4月29日をもってその営業を終了しました。その後、同じ愛知県岡崎市明大寺町川端8番地1のYHビル1Fの跡地には、2024年6月18日に「焼き鳥きんざん」という新しい焼き鳥専門店がオープンし、現在に至ります。