富山県高岡市太田に位置する「ピッツェリア オ・マエスト」は、ピッツァの本場イタリア・ナポリの味を堪能できる本格的なピッツェリアです。2024年4月11日に、かつて高岡地域地場産業センター1階にあった店舗から道の駅雨晴そばへと移転オープンしました。新しい店舗はJR氷見線雨晴駅から徒歩5分ほどの距離にあり、海を見渡す国道415号沿いに面しているため、店内から雨晴の美しい海や広がる空の景色を楽しむことができます。将来的には海風を感じられるテラス席での飲食も検討されているようです。
「オ・マエスト」という店名は、イタリア語で「師匠・親方」を意味する「マエストロ」のナポリ方言に由来し、「一日も早く本物のマエストロになりたい」というオーナーの強い思いが込められています。この店舗の最大の特徴は、本場ナポリから取り寄せたという大きな薪窯です。前の店舗から移設されたこの薪窯は、400℃以上の高温でピッツァを一気に焼き上げることで、表面はパリッと香ばしく、中はもっちりとした本場ナポリピッツァならではの食感を生み出しています。生地そのものの美味しさを味わえるのが魅力で、特にミミの部分は香ばしさが際立っていると評されています。
提供されるピッツァは、トマトベースとチーズベースがあり、定番のマルゲリータから富山湾の宝石と呼ばれる白えびを使用したもの、さらには蜂蜜をかけたスイーツ系の「プーさん」など、多岐にわたる26種類ものラインナップを誇ります。ピッツァに使用されるチーズは、ミルク感が強くほどよい酸味が特徴の水牛のモッツァレラチーズが共通して使われています。中でも、トマトソース、水牛モッツァレラ、バジル、チェリートマトを使用した「D.O.C.」や、モッツァレラ、ゴルゴンゾーラ、蜂蜜を組み合わせた「プーさん」、そして生ハムとベビーリーフが乗った「ビアンカネーベ」は人気のメニューです。
ピッツァだけでなく、南イタリアの家庭料理も多数用意されており、パスタやニョッキ、前菜の盛り合わせ、自家製ソーセージのオーブン焼きなども楽しめます。ランチタイムには、お好きなピッツァにプラス料金でサラダとドリンク、またはサラダ、ドリンク、日替わりデザートが付くセットメニューが提供されています。テイクアウトも可能で、自宅で本格的なピッツァの味を楽しむことができます。
店内のインテリアや食器は全てイタリアの香りが感じられるこだわりで、白を基調としたおしゃれな空間が広がっています。広く落ち着いた雰囲気の中で、薪窯でピッツァが焼かれる様子を見ながら食事を楽しむことができます。座席は18席のテーブル席が中心で、個室やソファ席の情報は見当たりません。全席禁煙です。駐車場は店舗のすぐ横に2台(軽自動車推奨)、道路を挟んだ向かい側に4台分、さらに店舗隣の建物前の空きスペースにも駐車が可能で、車でのアクセスにも配慮されています。支払い方法は現金のみとされています。家族や友人、大切な人と、海を眺めながら本場のナポリピッツァと南イタリアの味を満喫できるお店です。