富山駅から徒歩約3分から5分圏内の桜町に位置する「美喜鮨 本店」は、1950年創業の老舗鮨店です。富山湾の豊かな海の幸を存分に味わえることで知られ、地魚の美味しさを知り尽くした職人が、ネタの魅力を最大限に引き出す江戸前の技法を随所に採り入れています。ネタの厚さや切り込み具合を調整するだけでなく、煮る、炙るなどの工夫を凝らし、それぞれのネタに最適な味付けで提供されるため、醤油だけでは気づきにくい新たな味わいに出会うことができます。シャリには、地元富山産のコシヒカリとてんたかくをブレンドした米を使用し、口の中でほどけるような絶妙な握りが追求されています。
店内は、富山の魅力を感じられる温かい雰囲気で、お皿や座布団、暖簾に至るまで地元富山の桂樹舎のものが使用されており、細部にわたるこだわりが感じられます。席数は総席数47席で、カウンター席、テーブル席、掘りごたつ席、そして個室も完備されています。カウンター席は7席あり、半分が畳仕様になっているのが特徴です。また、黒漆塗りに富山湾と立山連峰が描かれたカウンター席も印象的です。個室は2名から20名まで対応可能な掘りごたつの座敷個室が複数あり、ビジネスでの接待や家族での食事、特別な日の利用にも適しています。一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気も持ち合わせています。
メニューは、富山湾の地魚をふんだんに使った握り鮨が中心です。コース料理としては、「上鮨」が5,000円(税込)、握り鮨9貫と黒墨巻、味噌汁がセットになった「特上鮨」が6,500円(税込)で提供されています。地魚の握り9貫と味噌汁が付いた「地魚おまかせ鮨」は5,500円(税込)で、富山ならではの旬の味覚を堪能できます。その他、一品料理も充実しており、イカのうまみが凝縮された自家製「黒作りの細巻き」は900円(税込)、富山の珍味である「自家製黒作り」800円、「このわた」1,300円、「蟹味噌」850円、「蛍烏賊沖漬け」850円などが楽しめます。酢の物では「もずく酢」700円や「黒もずく酢」1,300円、煮物として「梅貝旨煮」900円なども用意されています。アルコール類では、富山県内の地酒を中心に豊富なラインナップが揃い、3種類の地酒を飲み比べできる「吟醸利き酒セット」は2,000円で提供されており、お寿司との相性も抜群です。ランチの平均予算は3,000円から4,000円程度、ディナーは5,000円から14,999円程度が目安となります。
特別なサービスとして、前日までの予約で「富山湾鮨」を注文すると、ドリンク(ジュースまたはウーロン茶)1杯のサービスが受けられます。また、19時以降の来店限定で、本日の握り一貫サービスや人数分のドリンク1杯サービスなどのクーポンが提供される時期もあります。テイクアウトは基本的に行っていませんが、予約状況や材料の仕入れ状況により営業時間が変動する場合があるため、事前の電話予約が推奨されています。駐車場はありません。