石川県金沢市の繁華街、木倉町にひっそりと佇む隠れ家のような「帆夏(ほなつ)」は、細部にまでこだわりが光る創作和食を堪能できる小料理店です。片町きららの裏手、木倉町通りの奥に位置するケンコービル1階にあり、金沢駅からはバス利用で香林坊停留所から徒歩約3分、北陸鉄道石川線野町駅からは徒歩約15分と、主要なエリアからのアクセスも良好です。飲食店が軒を連ねる賑やかな通りにありながら、一歩店内に足を踏み入れると、木のぬくもりを感じる落ち着いた空間が広がります。
「帆夏」の店主は、石川県の名店で料理長を務めた経験を持つ実力派で、和食一筋に腕を磨いてきた岡山夏さんが営んでいます。長年の経験で培われた確かな技術と、独創的な発想が融合した料理の数々は、訪れる人々を魅了しています。毎日店主自らが市場に足を運び、その日一番の新鮮な魚介や旬の加賀野菜を厳選して仕入れるため、素材本来の味を最大限に引き出した料理が提供されます。器にもこだわりがあり、可愛らしい九谷焼の器が料理を一層華やかに彩り、視覚でも楽しませてくれます。
メニューはコース料理も用意されていますが、アラカルトでの注文も可能で、その日の気分や好みに合わせて自由に選べるのが魅力の一つです。定番の人気メニューには、自家製で骨まで柔らかく煮込んだ「大羽いわしのオイルサーディン」や、シャキッとした食感が楽しめる「五郎島金時と小坂れんこんのポテトサラダ」などがあります。また、食べログの口コミでは「お造り盛り合わせ」や、63℃で40分加熱した「鶏レバー旨タレ」、57℃で80分加熱した「鴨ロースと椎茸 トリュフマッシュを敷いて」といったこだわりの一品も評価されています。〆には「鯛わたおにぎり」や「自家製じゃこご飯」「おいしいTKG」「ミニいくら飯」といったご飯ものも充実しており、最後まで「帆夏」ならではの味を堪能できます。料金目安はディナーで一人あたり5,000円から9,000円程度とされており、提供される料理の質と内容を考慮すると、コストパフォーマンスの良さも特筆すべき点です。
店内は明るく温かみのある雰囲気が特徴で、L字型のカウンター席が6席と、2名用のテーブル席が1席、合わせて計8席のこぢんまりとした空間です。カウンター席は、店主夫婦との会話はもちろん、居合わせたお客様同士の会話も自然と弾むようなアットホームな雰囲気で、一人で気軽に訪れるにも適しています。テーブル席は和食デートにも最適な落ち着いた空間を提供し、大切な人との時間をゆったりと過ごすことができます。貸切も可能で、6名様以上の利用で貸切を相談できるとのことです。店内は全席禁煙ですが、電子タバコ(ICOSのみ)は喫煙可能です。また、PayPayでの決済にも対応しています。駐車場は店舗にはなく、近隣のコインパーキングの利用が推奨されています。残念ながら、小学生以下のお子様連れはご遠慮いただいているため、大人だけの落ち着いた食事の場として利用されています。