金沢市本町に位置する「金沢おでん懐石 かが美」は、JR金沢駅東口の鼓門から徒歩約5分、北陸鉄道浅野川線北鉄金沢駅からも徒歩約4分と、アクセスしやすい場所にあります。近隣にはコインパーキングも利用できるため、車での訪問も可能です。この店は、約100年の歴史を持つ金沢の町家を丁寧にリノベーションした、和モダンな空間が特徴です。白を基調とし、天井が高く開放感のある店内は、落ち着いた雰囲気を醸し出しており、加賀の伝統美が随所に感じられます。
「金沢おでん懐石 かが美」は、「食の温故知新」をコンセプトに、伝統的な金沢おでんを懐石料理という新しいスタイルで提供しています。創業60年以上の歴史を持つ金沢おでんの老舗「あまつぼ」の系列店であり、「旬味鮮菜・おでん・旨酒」にこだわり、磨き続けられる職人の技が楽しめます。近江町市場など近郊から直送される新鮮な食材を使用し、その食材一つひとつの旨味を最大限に引き出すため、具材によって出汁を変えるという繊細な工夫が凝らされています。金沢の伝統と進化が同時に感じられるおでんは、定番の大根や玉子はもちろんのこと、のど黒や金時草つみれといった金沢ならではの具材、さらには車麩やレタス、トマト、あわびなど変わり種のおでんも楽しむことができます。特にのど黒おでんは、刺身でも食べられるほど新鮮なのど黒を軽く炙り、香ばしさを加えた逸品で、しゃぶしゃぶのように味わうことができます。
メニューは、複数の懐石コースが用意されており、「おでん懐石 金沢コース」は8,800円、「おでん懐石 兼六コース」は12,000円、「おでん懐石 かが美コース」は15,000円で提供されています。これらのコースには、季節の前菜、白身魚の薄造り、おまかせおでん各種、焼き物、酢の物、お食事、デザートが含まれており、「兼六コース」には肉料理、「かが美コース」にはさらに高級食材が盛り込まれ、冬期にはカニ面も含まれることがあります。加えて、金沢の高級食材である蟹、能登牛、のどぐろをふんだんに使用した「金沢満喫コース」は25,000円で提供されています。一品料理も豊富で、のど黒おでん1,000円、大根550円、車麩660円、レタスおでん390円など、多様なおでん種が用意されています。その他、能登黒藻もずく770円や能登牛焼しゃぶ、のど黒塩焼き2,500円などの一品料理も楽しめます。ドリンクメニューでは、石川の地酒が豊富に取り揃えられており、料理とのペアリングも提案してもらえます。
座席は、美しく整えられたオープンカウンター席と、プライベートな時間を過ごせる個室が用意されています。カウンター席では、職人の手捌きを目の前で見ながら食事を楽しむことができ、人気の席のため事前の予約が推奨されています。個室は人数に応じて用意され、最大15名まで利用可能です。1階には「さくら」と名付けられた個室があり、乳幼児連れの利用も可能です。2階にも個室が3つあり、繋げることで最大14名までの宴会にも対応できます。店内は、加賀の伝統工芸品を用いた鮮やかな器が使用され、視覚でも料理を堪能できる工夫が凝らされています。
「金沢おでん懐石 かが美」では、感染症対策として、スタッフのマスク着用や入店時の消毒、席の間引きが行われており、安心して利用できる環境が整えられています。また、一年を通して金沢おでんを味わえるよう、季節ごとの旬の具材が提供されています。