京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩約5分の距離に位置する「おむすびカフェ くさびや」は、大栗川沿いの穏やかな景色を望むことができるカフェです。2021年7月にオープンしたこのカフェは、以前古着店だった場所を受け継ぎ、「人とまちと食をむすぶ」という温かいコンセプトを掲げています。ワーキングスペースとしても利用できるような配慮がされており、テレワーク中の利用も歓迎されています。
店内はナチュラルモダンな雰囲気で、清潔感があり居心地の良い空間が広がっています。広めのテーブル席が用意されており、読書や考え事、仕事などに集中したい時に利用できます。また、ゆったりと過ごせるソファ席や、一人でも気軽に利用できるカウンター席も備えられています。店内の一部には、以前の古着店の名残から、かわいらしい古着や雑貨が販売されているスペースも設けられており、カフェ利用と合わせてショッピングを楽しむことも可能です。
「おむすびカフェ くさびや」のメインメニューは、その名の通り「おむすび」です。おむすびは『つなぐ、むすぶ』というお店のコンセプトにも合致しており、多摩地域の地元食材を積極的に使用することにこだわっています。特に多摩市産米「さとじまん」を使用し、地元の「いきいき市農産物直売所」から新鮮な野菜を仕入れるなど、地産地消を大切にしています。おむすびの他に、おかずやスープも提供されており、これらは週替わりで内容が変わるため、いつ訪れても新しい味に出会える工夫が凝らされています。通常、6~7種類のおむすび、2種類のおかず、2種類のスープが用意されることが多いようです。
ランチセットは「MOGMOGセット」と呼ばれ、おむすび2種、スープ、メイン料理、サラダ、ピクルスがセットになっており、価格は約1,000円とされています。おむすびとスープ、メイン料理は選択が可能で、過去には「牛丼風おにぎり」や「炒飯おにぎり」、豚汁、肉巻きポテト、さらにはジョージア料理の「シュクメルリ」などが提供された実績もあります。ドリンクメニューも充実しており、ドリップコーヒー、水出しアイスコーヒー、自家製ジュースのほか、クラフトビールや自家製梅酒といったアルコールも楽しめます。定食と合わせてドリンクを注文すると100円引きになるサービスも提供されています。
営業時間は月曜、火曜、木曜、土曜が12:00から20:00(ラストオーダー19:30)、金曜日は12:00から23:00(ラストオーダー22:30)まで営業しています。水曜日と日曜日は定休日で、その他に第2、第4木曜日も定休日となる場合があります。イベント開催などにより営業時間が変更されることもあるため、SNSで最新の情報を確認することが推奨されています。店内は全席禁煙で、座席数は18席です。個室は用意されておらず、駐車場もありませんが、近隣に割引なしの駐車場があります。Wi-Fiと電源が利用できるブース席も完備されており、作業スペースとしても利用しやすい環境です。
このカフェは、おむすびという日本人に馴染み深い国民食を通じて、訪れる人々がほっと心温まる時間を過ごし、人や物、事を「むすぶ」ような場所になることを願って運営されています。多摩の魅力を発信する拠点としても機能しており、地元愛に溢れる店主の想いが随所に感じられる空間です。